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ビッグ・リボウスキ

BSフジで視聴。コーエン兄弟が「ファーゴ」の次に撮った映画。誘拐がらみの話がどんどん変な方向へずれていく、というプロットは近いかも。でも緊張感がなくて全然盛り上がってこないというか、逼迫してこない感じはきわめて独特。力を抜いて、思うままに作った感じ。変な妄想の変さ加減に笑っちゃうし、スティーブ・ブシェーミが相変わらず損な役なのも笑っちゃう。

レイザーラモンHGばりの腰振りで怪演していたボウリングのライバル「ジーザス」が、同じコーエン兄弟の「バートン・フィンク」の主人公役であるジョン・タトゥーロだったのが驚き。イメージがまったく違うよ。

あと、ビッグ・リボウスキの娘役のジュリアン・ムーアは「ハンニバル」で、主人公のクラリス役をジョディ・フォスターから受け継いでいた。クラリスは凄腕のFBI捜査官であり、この映画でも知的とされる人(やってることは変だけど)の役柄だ。この人は、一般的には知的なイメージがあるのかな。そういう雰囲気とは、ちょっとずれがあるように感じる。