BSプレミアムの「コズミックフロント」では、宇宙の話が毎週いろいろと紹介されている。CGがたくさん使われていたりして見ごたえがある。
- コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル(http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic.html)
夕べは旧ソ連の宇宙開発のリーダー、セルゲイ・コロリョフが紹介された。冷戦時代、西側には「主任設計員」としてのみ知られ、その名が伝わったのは亡くなってからという幻の人。NASA発足のころを描く映画「ライトスタッフ」には、炎をバックにシルエット気味で高笑いする謎の男として登場している。そんなコロリョフの話をNHKの1時間番組でたっぷり見られるのだからすばらしい。こういう番組が作られるのも「はやぶさ」効果のひとつだろう。ありがたいことだ。
(再放送は金曜の夜と月曜の朝にあります)
次回はオリオン座の左上に赤く輝くベテルギウスの話。もういつ爆発してもおかしくない状態なのだそうだ。
その次はどんな話をやるのだろうか。こういうテーマでやらないかなー、という妄想が以下です。
(追記:その後放送された回へリンクを張りました)
- スペースシャトルの全フライトをふり返る
- →「人類の夢を紡いだ宇宙船 〜スペースシャトル30年の軌跡〜」2011月7月12日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_110712.html
- 臼田宇宙空間観測所とそこで働く人々
- ロケット打ち上げ見学の熱中人たち
- 内之浦は宇宙に一番近い町
- 糸川英夫の時代
- →「大逆転!焼け跡の天才ロケット博士 糸川英夫のペンシルロケット」2012月5月31日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_120531.html
- アマチュアの手作り衛星「キューブサット」
- 日本の液体燃料ロケットエンジン開発物語
- →「執念!純国産大型ロケット開発 苦難の歴史を乗り越えて」2011月11月29日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_111129.html
- 日本の固体燃料の歴史
- 気象衛星「ひまわり」の成果
- →「気象観測に革命!超高性能衛星 ひまわり8号」(2015月1月22日) | コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル(http://www.nhk.or.jp/cosmic/program/cosmic_150122.html)
- 悲劇の火星探査機「のぞみ」
- すばる望遠鏡ができるまで
- 民間宇宙開発の現状
- →「砂漠のスペーストラベラー 到来!宇宙旅行時代」2012月2月14日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_120214.html
- 中国の宇宙開発
- →「密着潜入! 知られざる宇宙大国・中国」(2014月8月28日) | コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル(http://www.nhk.or.jp/cosmic/program/cosmic_140828.html)
- ハレー彗星探査競争
- →「彗星大接近 発進! ハレー艦隊」2013月11月28日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_131128.html
- ボイジャーの旅路、深宇宙探査
- →「偉大な旅人 ボイジャー 太陽系を越えて」2011月12月6日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_111206.html
- 軌道ってなに?(宇宙空間で2点間を移動するのが大変であるなど、地上の感覚と違うということを理解する。スペースコロニーで暮らす子供が学校で基礎知識として学ぶことという体裁にするなど)
- 参考:「ゼロ・グラビティ」は物理的には問題あれど演出がたいへんすばらしい(d:id:Imamura:20131223:gravity)
- 宇宙の始まりと終わりについての最新研究
- →「"宇宙の終わり"に迫れ」2013月4月11日放送 http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_130411.html
最新の宇宙科学ネタは「サイエンスZERO」とかぶるので、「コズミックフロント」らしいと思うものを中心に。
ぜひご検討ください。