図書館に依頼していた本について、電話がかかってきた。
その本を県内で所蔵している館がなく、また発行されてから時間がたっているため購入もしない、そのためうちでは調達できませんすいません、というような話。
「たった1年前の本でも購入しないのですか?」
「発行後2〜3か月の本なら購入しますが、1年以上前となるとちょっと。それからご依頼の本は自費出版のようです」
「自費出版の本は入れないのですか?」
「そんなことは」
「ではなぜわざわざ」
「本の情報としてお伝えしようと思いました。でも不適切な発言でしたすみません」
そんなやり取りだった。うーむ。
話を総合すると、「図書館は新刊以外は購入しない、わずか1年前の本でももう新刊ではないので購入しない」ということになっちゃうんだけれど、それって図書館としてどうなんだ。
県内のどの図書館も所蔵していないような本こそ、リクエストがあれば1冊くらい買っておくのがいいような気もする。新刊が毎日200点とも言われる現状だと、それでも大変になっちゃうのだろうか。
それから、聞きようによっては自費出版の本を区別…いや差別しているようにもとれる言い方にも引っかかった。そりゃあ、自費出版だといわゆる「いい本」の率は低めかもしれない。でもそれは、市民からのリクエストに対して図書館が一律に判断することではないように思う。
依頼していた本はこちら
VMware Playerですぐに使える日本語TeX&EWB
- 作者: 小島範幸,北浦訓行
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 単行本
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ソシムの本が自費出版てことはないと思うんだけれどなあ。発行は2008年4月とのことなので、だいたい1年半前だ。
EWBに興味があるけど興味がある程度なので、4000円の本をいきなり買うのはちょっとためらわれた。仕方ない、大きな書店で探してみよう。
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記事の「おまけ」として、TeXに興味を持ったきっかけなどについてふれている。
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