最近買ったものシリーズ。3月7日に購入。
- MFC-490CN|インクジェット|プリンター・複合機|ブラザー(http://www.brother.co.jp/product/printer/inkjet/mfc490cn/index.htm)
Brother MyMio A4インクジェットFAX複合機 MFC-490CN
- 出版社/メーカー: ブラザー工業
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: Personal Computers
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家で仕事をするなら、さすがにFAXは必要でしょうということで購入。個人的にはプリンタとかFAXとか、データを紙に出力するものってあまり必要性を感じない。基本的に、パソコンの画面で見ればいいじゃんと思う方だ。だから家にあるプリンタといえば、年賀状印刷のためにはがきサイズまでしか印刷できない、ごく小さい機種だけだ。ここでFAXを買うならせっかくだから、プリンタやスキャナにもなるのがほしい。
プリンタにFAXやスキャナの機能がついている機種というと、たとえばキヤノンのMX850などがある。
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2008/03/06
- メディア: Personal Computers
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でもこれ、ちょーっと大きいのが困るのだった。我が家の電話周りに置くとはみ出してしまう。はみ出してもいいなら置けるけれど、でもそれはやっぱり。
モノクロレーザープリンタにFAXとスキャナを入れた機種として、ブラザーのMFC-7340も考えた。
brother ジャスティオ レーザー複合機 MFC-7340
- 出版社/メーカー: ブラザー工業
- 発売日: 2008/07/08
- メディア: Personal Computers
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ただ低価格モデルは600dpi出力なのがつらい。レーザーならやっぱり1200dpiがほしいと、出力見本を見比べて思う。
それにインクジェットプリンタで普通紙に印刷するのでも、最近のはずいぶんきれいに出るようだ。特に、黒インクを染料系から顔料系に変更したものは、細かい文字も鮮明でいい感じである。
でも、いくつかの家電量販店でインクジェットプリンタのコーナーをいくら見ても、選択肢に上るのはやっぱり上のMX850くらい。でも大きさが。いやしかし。
ある店で店員さんに聞いてみた。プリンタにFAXとスキャナがついているのを探しているのだけれど、なかなか思うようなのがなくて…。
すると「FAX複合機」なる商品もあるという話。今まで見ていたのは「プリンタ複合機」で、プリンタにスキャナやFAXを追加したものだ。一方「FAX複合機」は、FAXにプリンタやスキャナの機能を追加したものだという。2つは結果的には同じ機能を持っているけれど、大きな違いがある。
さてなんでしょう。
次の行に答えを書きますよ。
つまり売り場が違うのだった。プリンタ複合機はプリンタ売り場にある。一方FAX複合機はといえば当然、FAX売り場にあるというのだった。
FAX売り場を見るなんて、今まで考えもしなかった。しかし行ってみてびっくり。小さい! 安い! のFAX複合機がすぐに見つかった。それがブラザーの「MFC-490CN」なのだった。実売16,000円前後で、FAXとインクジェットプリンタとスキャナ、それにADF(自動紙送り機能)もある。無線LANも内蔵していて、ケーブルレスで複数のマシンから使える。いいじゃない。
印刷に使うインクはCMYKの4色だけで、最近のプリンタが6色とか7色とか宣伝しているのよりは劣る。でもまあいいや!
ということでお買い上げとなった。
不満は添付ソフトでのOCRくらい
で今まで3か月半ほど、MFC-490CNを使っている。本を一冊作る仕事で大活躍。「きれいモード」で320ページぶんのカラーページを印刷したら、黒以外の色はほぼ全部使い切ってしまった。黒はインクタンクが大きいためだろう。出てきたゲラは確かに十分きれいだったけれど、これはちょっとぜいたくしすぎた。
しかしFAXとしてもプリンタとしてもスキャナとしても、自分にとっては十分な機能を発揮してくれている。
問題があるとすればOCR機能である。スキャンした文書の文字を読み取る、パソコン側の機能。この機種に付属のOCRソフト「Newsoft OCR」は、ワープロソフトで作った、レイアウトも何もない文書ですらまともに読み取ってくれない。一行の中に必ず誤認識があるとか、ひとつの段落をまるまる見落とすとか、OCRとしてどうなのよというレベルなのだった。これでは、印刷された文書をひとまずOCRでテキストデータにし、修正していくたたき台にもならない。
ここは、去年の4月に買ったスキャナ(キヤノンのCanoScan LiDE-600F:asin:B000I0RCHQ)についていたOCRソフト「読取革命Lite」を使うことにした。文書を画像として読み込み、それを「読取革命」にかけてテキスト化する。
できれば、MFC-490CNのドライバに、OCR機能をどのソフトで使うかを選ばせてほしい。しかしそういう機能はないようだ。OCRを使うには、まず文書を画像で読み込み、次にOCRソフトを通す、という2段階になってしまう。でも、認識効率がずっとよく、普通に使える「読取革命」があるのは幸いだった。
今のところ、MFC-490CNの機能を全部試したわけではない。たとえばFAXを送る先はまだ数カ所しかないから、登録数が増えたときの電話帳の使い勝手などはわからない。でもFAX、プリンタ、スキャナとしての基本機能には大きな不満はなく、いい買い物だったと思う。