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表札熱中人

今朝のニュースで、いろいろな表札が好きな、いわば「表札熱中人」が紹介されていた。

その方、楷書や珍名の苗字の表札が好きだそうで、文字の味わいは見ていて飽きないとのこと。

表札コレクションは300枚近くに及ぶんだって!

いったいどういう人なのかといえば…。

他人の家の表札を盗んだとして、埼玉県蕨市の無職の男(42)が警視庁荒川署に窃盗容疑で逮捕されていたことが16日、同署への取材で分かった。男の自宅アパートの部屋には、布団の周りを取り囲むように他人の家の表札289枚がぐるりと並べられていたという。男は「珍しい名字の表札を集めたかった」と供述しているといい、同署はコレクション目的の「表札マニア」とみている。

同署によると、男の自宅から押収された表札は、住所の書かれたものや鋳物、ひのき製のものなどがあったという。5日午前2時半ごろ、男が東京都荒川区内の住宅街をうろついていたため、同署員が職務質問。ドライバーと軍手、表札2枚を持っており、理由なくドライバーを持っていたとして特殊開錠用具所持禁止法(ピッキング防止法)違反容疑で現行犯逮捕されていた。

同署によると、金品などの被害は今のところ確認されていないという。同署は14日、荒川区の住宅から表札1枚を盗んだとして窃盗容疑で男を再逮捕した。

asahi.com(朝日新聞社):集めた表札289枚 窃盗容疑者を逮捕 - 社会

asahi.comは普通のニュースの文章。一方ZAKZAKはいい感じ。

(前略)

−−何でまた表札を

「取り調べ中ですが、電話帳で珍しい名字を探し、『面白い!』と思ったら地図に印を付けて突撃していたようです」

−−どんな表札?

「材質は木製、鋳物ですが、名字は個人情報なので公表は控えます。ただ、楷書体のものだけを盗んでいました」

−−えっ楷書フェチ?

「はい、崩した行書、草書は好みじゃなく、『楷書がいいんだ』と。表札マニアの心理は分かりません…」

−−それにしても、よくもまあ300枚近くも

「5年ぐらい前から都内や埼玉県、千葉県で犯行を繰り返していた。警察官になって40年近く経つけど、こんな事件は初めてです」

社会:ZAKZAK

ニュースでは被害にあった家の人(年配の男性)がインタビューに答えていて「いったい何のために。気持ちが悪い」と話していた。

ああ、道を間違えなければそのうち「タモリ倶楽部」かBS2の「熱中時間」に出られたかもしれないのに…。

それと、日本ではマニアの心情を「理解できないもの」として扱うのがまだまだ普通なのだなあとも思った。