オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

はやぶさ、通信復旧

【元記事:はやぶさ、通信復旧:d:id:manpukuya:20060307:hayabusa

探査機「はやぶさ」は通信が復旧しつつあるそうです。まさに不死鳥。しかし予断を許さない状態であることに変わりはないようだ。記者会見のやり取りが生々しい。

週刊ポスト
喜びの声を聞きたいです。1月23日のビーコン取得と、テレメが取れたという時。
川口
信じられなかった。予想よりもずっと強い電波で入感してきたから。運用担当者も「本当かどうか分からないので、地上のアンテナを振って、本当にはやぶさの方向から来ている電波なのか確認してみた」と報告してきた。当日は半信半疑、翌日再度確認して、電子メール交換で全員歓喜した。スピン速度は 1周50秒から1分程度で、電波の強弱がこの周期が起こる。1分のうち20秒だけコマンドを受けてくれるという状況だった。その20秒に、うまくコマンドが到達するように地上側で工夫した。
日経新聞
地球帰還は厳しいのか。
川口
テレメトリが取れたことで必要条件を満たした。まだまだ帰還に向けた関門がいくつもある。イオンエンジンその他の健全性を確かめ、それらがすべて正常であれば地球に戻れる。常識的に考えれば厳しい。この探査機が生きていることが奇跡だと思って欲しい。
毎日新聞
「12月に『重病人が手紙を出すためにポストに行くようなもの』と言っていましたが、ポストにいけるようになりましたか」
川口
「より重症になっているが、杖のつきかたはうまくなっているのかも知れませんね。」

はやぶさ」は、我々を何度も何度もやきもきさせてくれる。決着は2010年。どういう結末を迎えるのだろうか。