見えてきたイラク復興の道筋(田中宇の国際ニュース解説・04/02/06付)

http://tanakanews.com/e0206iraq.htm

たまたま先日、国連のアナン事務総長とブッシュ大統領が会談していたニュースが心に留まっていたところへ、このタイトルの記事が配信されてきたので、自分としてはなかなかタイムリーだった。

のだが読んでみたら、記事のタイトルとは裏腹に、暗い気持ちになってしまった。

イラククルド人スンニ派アラブ人、シーア派アラブ人の3勢力に分かれている。イラク復興にあたって、それぞれから大統領を出すという「大統領3人制」の政府になるかもしれないという。しかし、その体制をとったボスニアでは、かえって民族間の利権調整や抗争が増えてしまっている。

大統領3人制は、少数派であるクルド人の独立傾向を抑える目的もあるが、不安定なこの体制がうまく機能するかはわからない。各勢力間の対立が深まり、イラクは国家としての統一をとれなくなるかもしれない。

「そして、民族間の対立が内戦に発展する危険を抱えることになる」。内戦。いやな響き。

昨日のモスクワでの爆弾テロもあるし、国家と民族の問題はもっといろいろ知っておきたい。