http://tanakanews.com/e0206iraq.htm
たまたま先日、国連のアナン事務総長とブッシュ大統領が会談していたニュースが心に留まっていたところへ、このタイトルの記事が配信されてきたので、自分としてはなかなかタイムリーだった。
のだが読んでみたら、記事のタイトルとは裏腹に、暗い気持ちになってしまった。
イラクはクルド人、スンニ派アラブ人、シーア派アラブ人の3勢力に分かれている。イラク復興にあたって、それぞれから大統領を出すという「大統領3人制」の政府になるかもしれないという。しかし、その体制をとったボスニアでは、かえって民族間の利権調整や抗争が増えてしまっている。
大統領3人制は、少数派であるクルド人の独立傾向を抑える目的もあるが、不安定なこの体制がうまく機能するかはわからない。各勢力間の対立が深まり、イラクは国家としての統一をとれなくなるかもしれない。
「そして、民族間の対立が内戦に発展する危険を抱えることになる」。内戦。いやな響き。
昨日のモスクワでの爆弾テロもあるし、国家と民族の問題はもっといろいろ知っておきたい。