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2015年に初めて「携帯電話」を買う

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もう使っていないPHSの回線を、電話番号をそのままになるべく安く維持したい。いろいろ調べていわゆる「2円維持」をとることにした。ワイモバイル(旧ウィルコム)からauへのMNPである。

毎月の維持費は2円だが、そのためにかかった費用は0円とはいかなかった。

  • ウィルコムからのMNPによる転出手数料…3,000円
  • 「GRATINA2」電話機本体…0円(いわゆる「一括0円」。「実質0円」とは異なる)
  • 新規契約事務手数料…3,000円
  • 以下は契約必須のサービス
    • EZ WIN…月額300円(9月2日以降に解約可)
    • セレクトパック…月額300円(9月2日以降に解約可)
    • 電話きほんパック…月額300円(9月2日以降に解約可)
    • 安心ケータイサポートプラス…月額380円(9月2日以降に解約可)
  • 以下は契約必須の有料コンテンツ
    • お見舞い金サービス…月額540円(9月27日以降に解約可、2か月分)=1,080円
    • 安心サポート…月額540円(9月27日以降に解約可、2か月分)=1,080円
    • インターネットセキュリティ…月額540円(9月27日以降に解約可、2か月分)=1,080円
    • Benefit Station…月額756円(9月27日以降に解約可、2か月分)=1,512円
  • 合計:12,032円

手続きはワイモバイルの契約更新月である8月中に行ったので、契約解除手数料は払わずにすんだ。

上記の12,032円にキャッシュバックが5,000円入るので、かかった費用は7,032円。キャッシュバックはドコモやソフトバンクからのMNPのとき、下取りしてもらう端末があれば15,000円になったとのこと。つまり他社からMNPしてくるだけで3,000円もらえちゃう人もいることになる。しかも2契約を同時にMNPすると1契約あたりのキャッシュバック額がもっと増えたりする。実に不健全な世界である。しかし今回はこれに乗っからせてもらうことにしよう。

ところで複数回線をMNPするとキャッシュバック額が上がるというのなら今回新規でも回線契約をしておき、2年後の契約更新月にまとめてソフトバンクやドコモへMNPすればウッシッシと思うかもしれない。しかしGRATINA2の新規契約では月額2円にはならず、また契約期間も2年縛りではなく3年縛りになるそうで、そうそううまい話はないようだ。

では今使っているソフトバンクiPhoneと今回のauから、2年後にまとめてドコモにMNPすればいいかもしれない。「〜@i.softbank.jp」や「〜@softbank.ne.jp」といったキャリアメールアドレスが使えなくなることだけ受け入れれば考えてもよいかも。とはいえもちろん、2年後に今のようなキャッシュバックが行われている保証はない。

今回、回線としての契約は基本料金が一番安い「プランEシンプル」で月額734円。これが「毎月割」で900円減額され0円になる。2円はユニバーサルサービス料である。ワイモバイルの回線契約は「ケータイプラン」が月額1,381円なので、手続きにかかった費用を含めても6か月めからauのほうがお得になる。

さてそうして手に入れたGRATINA2であるが、今までPHSiPhoneという人生を歩んできたため、「フィーチャーフォン」とか「ガラケー」と呼ばれる携帯電話機を持ったのは初めてであり不思議な気分だ。「プランEシンプル」はEZwebどころかメールすら定額ではないから、この端末から電話やメールすることは基本的にない。auの新しいメールアドレスを人に知らせるつもりもない。この端末ではワンセグを見られるので、その点でたまーに便利かもしれない。防水だから風呂でもテレビを見られる。たまーに便利かもしれない。

参考

MNPや回線料金節約の現状について基本的な知識はこちらから。

「2円維持」のしくみはこちらなど。

今回買った「GRATINA2」について。

  • auケータイ『GRATINA2』初期設定、EZニュースフラッシュ非表示と公式メルマガ「ホットインフォ」解除した話(http://tabkul.com/?p=93087

追記

契約必須の各サービスを解約した。