「ロケットまつり」としてコミケに復帰したのが去年の夏コミ。4回目となる今回初めて、当日の開場前にばたばたせずにすんだ。
ブースはホールの扉に近かったが外は無風だったため、寒さに震えるようなことはなかった。
持ち込んだ新刊『北朝鮮のロケットと人工衛星』は約3/4がはけた。当日売り切るつもりではなかったのでおおむねちょうどよい。
帰り支度も早く済み、今回は平穏すぎてかえって心配になるレベルだった。
今回のコミケで見たものいくつか
宇宙関係の新刊では、風虎通信さんの『はたらくロケットM-Vロケット編』(著:@hibikiwさん)が出色の出来だった。
- はたらくロケット(M-Vロケット編) « はちぽち(http://www.concorde.gr.jp/~hibiki/wp/archives/228)
風虎通信C83新刊追加情報「はたらくロケット M-Vロケット編」著者はひびきさん @hibikiw です。表紙画像はリンクをご参照ください。1日目 12/29 東ホ21aにてお待ちしております。 twitter.com/NobTakahashi/s…
— 高橋信久 (@NobTakahashi) December 27, 2012
宇宙研が作り、はやぶさも打ち上げたM-Vロケットは「究極の固体ロケット」と言われる。地球低軌道から惑星間空間まで、あらゆるところへ人工衛星を打ち上げることができる。松浦晋也さんいわく「どこを変えても悪くなる、それくらいよくできている」というM-Vの技術をかっこいいCGで詳しく解説。ブルーバックスには『「はやぶさ」の超技術」という本があるが、これはさながら『M-Vロケットの超技術』といったおもむき。すばらしいです。
小惑星探査機「はやぶさ」の超技術―プロジェクト立ち上げから帰還までの全記録 (ブルーバックス)
- 作者: 川口淳一郎,「はやぶさ」プロジェクトチーム
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
自ブースの周辺をうろうろしていて見つけたのが衝撃的な「イデオロギーくじ」(作:@kirifukyさん)。古今東西のさまざまなイデオロギーからくじ引きで選ぶことができる。ってなんじゃそりゃ。すごいです。釈迦とマルクスとガンジーと安倍総理が無造作に並列されている。
200円で引いてみたら出てきたのが亀井静香。えー、なんじゃそりゃ。すごいです。
そんなこんなで今回のコミケはいい感じで楽しめました。次回もよろしくお願いします。
これまでの参加
- 2011夏:コミケお疲れさまでした(d:id:Imamura:20110814:rocketfes)
- 2011冬:コミケと同窓会(d:id:Imamura:20111230:diary)
- 2012夏:コミケでペンシルロケットの写真集などを売る(d:id:Imamura:20120813:comike)
(12/31記)