ようこそeTrex 30J

GPSは楽しい。Geko 201日本語版を買ったのは2006年7月。

それからはや6年近く、eTrexの最新型はものすごくすごかった。eTrex 30J。

起動は10秒くらいかかってゆっくりだが測位はとても早く、空が開けているところに出るとわりとすぐに衛星をとらえる。また測位の精度は非常に高い。GPSに加えてロシア版GPSの「グロナス」の電波も受信できる。

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「3m」というのは位置の精度のこと。また衛星配置図の中央にある「193」は日本の準天頂衛星「みちびき」である。「みちびき」はGPS互換の信号を出している。

Geko 201では空が開けていないと衛星を受信できなかったが、eTrex 30Jは建物のけっこう奥でも測位する。それどころか、家でカーテンを閉めていても測位する。どういうテクノロジーなのかはわからないが、高感度GPSチップ恐るべし。

eTrex 30Jに収録されている地図は20万分の1で、線路やおもな道路だけが記されている。駅は載っていない。線路についてもJRはかなり広範囲を出しても表示されるが、私鉄の線路はスケール「200m」以上とかなり拡大するまで表示されない。水色の線が自分が通ってきた軌跡。軌跡の色は変更できる。

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上のキャプチャはおおむねこの範囲。


データ項目はここでは時刻とトリップメーターの積算距離の2つを表示させている。表示させる内容は変更でき、また2つではなく4つ表示したり、1つを大きく表示したりもできる。

収録されている地図が詳しくないのはナビとしては不十分かもしれないが、そのぶん自分でポイントを登録していく楽しみがある。地図がまったく入っていないGeko 201では、ポイントを登録していくことでおおまかなオリジナル地図ができていく。これがなかなか面白い感覚だった。

現在位置を正確に知りたければiPhoneの地図アプリを使えばよい。eTrex 30Jは地図がまったく入っていないわけではなく、また自分だけの地図に仕上げていく楽しみも残っている。いいバランスだと思う。

登録するポイントに使えるアイコンはたくさん用意されているが、「駅」というアイコンが見つからない。

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これは「交通」向けアイコンの一覧。左から3つめの列の一番下に、四角い緑色のアイコンがある。これはたぶんベッドと寝ている人を横から見たもので、ホテルのアイコンのつもりだと思う。これを電車を正面から見たアイコンに見立てて、駅のアイコンとして使うことにした。(Geko 201も駅アイコンはなく、まず使わない「キャンプ場」を駅として使っていた)

電子コンパスiPhoneのあれと同じ感じで、あまりあてにはならないという印象。

eTrex 30Jはルート検索ができる。目的地への直線を出すだけでなく、幹線道路を使うルートも出てくる。有料道路優先といった条件づけもできる。

移動した軌跡のログは、本体とmicroSDの両方に記録される。microSDに記録するのは日本語版だけの機能で、日ごとに分割されるので取り回しがしやすい。USBケーブルでパソコンにつなげば、本体とmicroSDが外部メモリとして認識され、ログデータを直接ファイルとして取り出せる。

日ごとの軌跡ログはカシミール3Dに読み込むと、電源を入れるたびに分割されたデータとして読み込まれる。逆にいえば、トンネルなどでいったん衛星を捕捉できなくなっても、電源を入れ直さない限りログは分割されない(この点、Geko 201と仕様が異なる)。

気圧高度計のおかげか、高低差の記録はかなり正確になった。坂の上り下りをあとでふり返ることができる。下はログをカシミール3Dで見たところ。急な坂をいくつか通っている。

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本体のクリックスティックが右寄りになったのは考えてのことらしいけど、これは自分には逆のほうがありがたいと感じた。

あとクリックスティックを押し込むときのクリック音がカキコキととても大きくて、人がいるところで操作するのがはばかられる。

このせいかどうかわからないが、クリックスティック長押しで現在地をポイント登録しようとして、なぜか電源ボタンを長押ししてしまうこと多し。そして電源を切ってしまう。なぜだ。いや電源を切る操作をしたのだから電源が切れるのは間違いではないのだが。

バッテリーの残りは地図画面に表示させることもできるが、電源ボタンを押しても表示される。

ともかく、新しいGPSは機能がたくさんあって使いきれない。Geko 201よりだいぶ大きいのはしかたない。ログの記録精度が上がって、外出がますます楽しくなった。