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Twitterの新機能「アクティビティ」を支持する

Twitterの新機能「アクティビティ」が公開された。自分がフォローしている人が誰かをフォローしたり、ツイートを「お気に入り」に入れたりした活動(アクティビティ)が一覧表示される。面白いツイートをする人なら、その人がフォローする人や「お気に入り」にするツイートもやはり面白い、という原則にもとづいていていい感じだ。

この「アクティビティ」機能を嫌う人もいるそうだ。いわく「ストーカー機能だ」とか言っているらしい。

他ユーザーが誰をフォローしたかや、どんなツイートを「お気に入り」にしたかなどは今までも公開されていた情報だ。「アクティビティ」機能によってなにが変わったかといえば、そういった情報をまとめて見られるようになったくらい。今さらどうこう言うことでもないように思う。

「アクティビティ」嫌いの人はこう言うのかもしれない。「今まで公開されていた情報でも、それを簡単に確認できるようになるのが問題だ」。しかし本気でストーキングしようとする相手に対してなら、手間をかけてでも誰をフォローしたかとか、どんなツイートを「お気に入り」にしたかを確認しようとするだろう。それが簡単になったからといって、そういう人の行動が変わるわけではないように思う。自分が誰をフォローしたかや「お気に入り」を見られるのがいやなのなら「非公開」ユーザーになるか、見られてもかまわないような活動をすればいいのではないか。

Twitterをひっそり使いたい人は、「アクティビティ」のように公開情報を整理して可視化する機能を嫌うのかもしれない。しかしネットにはいくらこっそり書き込んだつもりでも、誰かに見つかる可能性が常にある。Twitterでは飲酒運転やカンニングなどをポロッと書き込んで見つけられ、つるし上げられる人が後を絶たない。「Twitterはバカ発見器」と言われるゆえんである。

そういう人をなくすにはどうすればよいか。こっそり書ける場所を用意する? いやいや、ネットにそういうことを書かないようにすればよい。ひいてはそもそもそういう行為をしなければよい。簡単なことだ。そんな世の中はきゅうくつだろうか。しかしそれをきゅうくつだと思う人はそういうことをこっそりやりたいと思っている人であって、ぜひその考えこそ改めてほしい。