編集をお手伝いした本、『Mad Science 炎と煙と轟音の科学実験54』ができあがり、見本が届きました。
Mad Science ―炎と煙と轟音の科学実験54 (Make:PROJECTS)
- 作者:Theodore Gray
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/05/24
- メディア: 大型本
「マッドサイエンス」の名にふさわしく、クッキーをロケットの燃料にしたり、二酸化炭素消火器からドライアイスを大量に作ってアイスにしたり、電池と水から水素を作ったり、電球やガラスやナイロンやアーク灯やマッチや鉛筆や水銀モーターを自作したり、危険で面白そうな実験がたくさん紹介されてます。
原書のサイトでは、実験のムービーをいろいろ見られます。
- Mad Science by Theo Gray
- http://graysci.com/
たとえば塩素とナトリウムでNaCl(塩)の煙を発生させて、吊したポップコーンに塩味をつけようとする様子とか。
5月22日発売とのことなので、5月22日と23日に東工大の大岡山キャンパスで開催されるイベント「Make: Tokyo Meeting 05」(MTM05)で買えるでしょう。
- Make: Tokyo Meeting 05
- http://www.oreilly.co.jp/mtm/05/
なおMTM05ではMake: Japanのブースで、翻訳の高橋信夫さんがこの本の実験をいくつか実演してくれるとのこと。
下は高橋さんによる紹介記事。
- 復氷: 新刊『Mad Science』
- http://www.nobuotakahashi.com/regelation/2010/05/mad-science-5c6.html
(5月19日記)←18日に書き始めて19日に投稿したら前日の日付になってしまった
5月21日追記
書くのを忘れてた! 著者のセオドア・グレイは「周期表テーブル(Periodic table table)」で2002年のイグノーベル賞(化学賞)を受賞してるんでした。
- イグノーベル賞受賞者の一覧(2002年) - Wikipedia
- 科学に楽しさを:2003年『イグ・ノーベル賞』授賞式 | WIRED VISION(http://wiredvision.jp/archives/200310/2003100702.html)※記事中「グレイ氏は、イグ・ノーベル賞の知名度のおかげで、『ポピュラー・サイエンス』誌にコラムを書く仕事も得たという」とあり、その連載がこの「Mad Science」
この年はバウリンガルが平和賞、エンロンが経済学賞(「ビジネスの世界に虚数の概念を導入した功績」!)などに輝いていて、けっこう話題になった記憶があります。
またこの人は、本業はMathematicaの開発者なんだそうだ。