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COLGROUP要素に指定できるプロパティは4つだけ

いきなりHTMLやCSSの話ですみません。でもそうなんですってよ奥さん。CSS2の邦訳を見てみると

以下のプロパティは列要素や列グループ要素にも適用できる:

'border'
表要素の'border-collapse'の値が'collapse'である場合に限って、ボーダーの様々なプロパティが適用される。 この時、列や列グループに設定されたボーダーは競合を解決するアルゴリズムに入力され、すべてのセル枠に適切なスタイルが導かれる。
'background'
背景のプロパティを列単位で設定できるが、効果があるのはセルや行の背景が透明な場合に限られる。 [17.5.1 表の階層とその透過性]を参照のこと。
'width'
列幅の最小値を指定する。
'visibility'
'visibility'の値を'collapse'にすると、その列のセルは表示されず、他の列にまたがるセルもその列の部分だけ切り取られる。 更に、表の幅は無くなった列の分だけ短くなる。 詳細は[17.5.5 行や列を動的に操作する]を参照のこと。 'visibility'にこれ以外の値を指定しても無効である。
17.「表について」−17.3「列を操作する」

とのこと。

いや4つといっても「background」プロパティは「background-color」「background-image」「background-repeat」「background-attachment」「background-position」プロパティの総称であるから、厳密にいえば8つということになるけれど。

これはまずいなー、『HTMLとスタイルシートによる最新Webサイト作成術』(ISBN:4767802504)の「7.3 表の行や列をグループ化するには」のあたり、本来指定できないプロパティを大量に指定してしまっているぞ。そしてInternet Explorerはそのあたりの解釈がゆるくておせっかいだから、「仕様上それは無効なんだけど、こう見せたいんでしょ? じゃあそう表示してあげちゃう」なんてやってくれちゃうのだった。

それはそれで困りものなんだよね。