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もう少し高くていいから品質のよいものがほしい

そう思うことがときどきあるんだけれど、具体的になにに対してかはわりとすぐ忘れてしまう。

今日、また「もう少し高くていいから品質のよいものがほしい」と感じたことがあったので、忘れる前にメモしておこう。

それは灯油の給油ポンプ。今はどこでもだいたい100円で売っている。ドクター中松が発明したんだっけ?(あえて調べない)

赤いところの突端ねじを締めて、二股のこっちを灯油入りポリタンクに、こっちを石油ファンヒーターの灯油タンクに入れる。赤いところをポフポフやっていると、ポリタンクからタンクのほうへ灯油が移動していく。満タンが近くなったら突端のねじをゆるめれば、ポフポフが空回りするようになって安全だ。

モノは便利だし、必要な動力は人力だけですむし、まったくすばらしい。

ところがここ5年くらい、この給油ポンプを毎年買い換えるようになってしまった。原因はポンプが壊れるから。

赤いところのどこかに亀裂が入るかなにかして、ポンプをポフポフすると灯油がもれてくる。灯油が手についてくさくなる。

いつもと違うところをポフポフすると大丈夫だったりするので、いつも同じところばかりをポフポフやっているぶん劣化が早くなるのかもしれない。

いやでも昔のは、こんなふうに毎年壊れるようなことはなかったのだ。昔からデザインはまったく変わらず、ただ100円では売っていなかった。といってもせいぜい300円くらいで、その代わり5年くらいは平気で使えたものだった。

だから今、給油ポンプを毎年買い換えるのはしゃくだし、資源の活用がどうたら、という面でもよろしくない。

もうちょっとお金を出してもいいから、たった1年では壊れないものがほしいのだ。昔はそれがあったじゃないか。

なんでも安ければいいってわけじゃない。機能が同じなら少しでも安いものを買うという条件反射を考え直したい。

でも100円じゃない給油ポンプって、そのへんのスーパーでは売ってない。ホームセンターでも100円のしか扱ってないと思う。じゃあダイソー、ってそこでは逆に100円でしか買えない。

普通のあのデザインでいいんだ。もうちょっと長持ちするのがほしいんだ。