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硫化水素の発生量はほどほどに

硫化水素を発生させての自殺が相次いでいる。

今日はてなブックマークのホットエントリに、硫化水素の作り方について具体的に説明しているサイトが入っていた。見てみると丁寧に、硫化水素を発生させる材料や方法が書かれている。

家の中では狭い浴室がいい、窓などには目張りをしよう、ドアの外には「有毒ガス発生中・警察に連絡してすぐに避難してください」と張り紙を、など、かゆーいところに手が届く詳しさだ。

昨日の女子中学生、今日の横浜市と都内で起きた硫化水素での自殺では、ともに有毒ガスについての注意書きがあったという。ということは、いずれもこのサイトを見て自殺したのかもしれない。

だがしかし、いずれの場合も周囲を巻き添えにしてしまっている。近隣の住人が避難することになったり、のどの痛みを感じて治療を受ける人が出たりしている。

ということは、解説サイトが示している硫化水素の材料は、ちょっと量が多すぎるんじゃないだろうか。

浴室がよいというけれど、風呂とトイレが別な家なら、トイレのほうが狭いはず。いや、その部屋に硫化水素を充満させる必要すらない。本人の肺の容量を上回る程度を発生させれれば十分なのではないか。

ちょっと大きめのスーパーの袋を用意して、その中にペットボトルを半分に切った程度の容器に材料を入れてまぜる。大きく息を吐いてビニール袋に鼻と口を入れ、中の硫化水素を吸えばよい。可能なら袋から顔を上げて一度息を吐き、もう一度鼻と口で思いきり、袋の中の硫化水素を吸う。ここまでやれば、肺の中から酸素がまったくなくなり、あっさり昏倒できそうだ。発生させる硫化水素の量が少なければ、外部で異臭騒ぎになるまでの時間も稼げる。

とまあ、実際に自殺しちゃうときにはこうだろうと書いたけれどもちろん、自殺をせずにすむならそれにこしたことはない。鬱病などの病気が原因で自殺してしまう人もいるだろう。そういう人は迷わず精神科へ、抵抗があっても行きましょう。病気に殺されるなんて冗談じゃない。命あっての物種だ。