坂口尚『石の花』

講談社漫画文庫で読む。

石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)

石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)

2巻石の花(2)抵抗編 (講談社漫画文庫) 3巻石の花(3)内乱編 (講談社漫画文庫) 4巻石の花(4)激戦編 (講談社漫画文庫) 5巻石の花(5)解放編 (講談社漫画文庫)

1941年のナチスドイツによるユーゴスラビア侵攻から物語は始まる。ユーゴスラビアは「5つの民族、4つの言葉、3つの宗教に2つの文字でできた1つの国」と呼ばれ、複雑な歴史を持つ多民族国家である。平和な暮らしを突然破られたユーゴスラビアの少年クリロを中心に、ドイツとの抗戦、国内の武装組織間、民族間の対立などが描かれる。

人間の本性に迫ろうとする描写は力強く印象深い。特に後半には、登場人物が国家や人間について長々と語るシーンがいくつかあり、ちょうど今の自分が抱いている問題意識に通じるところがあっていろいろ考えてしまった。

で、明日光文社から、全3巻で再版されるうちの上巻が出るとのこと。3000円×3と考えると、今でも普通に買える文庫版のほうがいいかも?

石の花 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 11 坂口尚長編作品選集 1)

石の花 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 11 坂口尚長編作品選集 1)

それから、今までに見たり読んだりしたユーゴスラビアもので『アンダーグラウンド』と『戦争広告代理店』がある。これらも機会があったら、改めて見直してみようと思う。

アンダーグラウンド [DVD]

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(この下の「amazonからのおすすめ」に『ノー・マンズ・ランド』が出てきた。これも見たい)