会社のPCには「親指ひゅんQ」を入れて、普通のキーボードで親指シフト入力をしている。
家のMacではずっとローマ字入力をしていたのだけれど、これはやっぱりストレスがたまる。
Mac用の親指シフトエミュレーションソフトとして「Tesla」というのがあるけれど、これはMac OS X 10.3までのバイナリしか配布されていない。
「Tesla」のソースリストは公開されているので、これを10.5(Leopard)向けに直して自分でコンパイルすればいいようだ。
コンパイルには、Mac OS用の統合開発環境「Xcode」を使う。これはMac OSのDVDに入っているかも。Appleのサイトからダウンロードしてもよい(→「Tools - Downloads」)。ダウンロードする場合、開発者登録が必要(無料)。
参考にしたページ
この2つのページに書かれていることを総合して、自分でコンパイルできた。
- 「Mac OS X 10.5 Leopard で 親指シフト(NICOLA)配列を使う - ∗ Clarus Garden ∗」
- 「Stop Making Sense: tesla on Leopard 覚え書き」
「野良ビルド」なる、誰かがコンパイルしてくれたバイナリも見つけた。でもライセンス的にまずいっぽい(TeslaはGPL)のでURLは秘密。
上記に加えて、自分の場合ここをこうした。
「IOHIDSystem.h」の編集結果を保存した方法
「IOHIDSystem.h」をXcodeで編集しようとしたら、上のようなダイアログボックスが出た(このファイルをコピーするときに、「ターミナル」でsudoせずFinderを使ったせいかも?)。
Xcodeから「別名で保存」すると、編集結果を保存できる。編集が終わったら、最初にコピーしてきた「IOHIDSystem.h」と入れ替えた。
自分の場合、これでうまくコンパイルできた。
できたバイナリはソースと一緒ならアップしてよい?
さて、こうして自分のMacでは無事に親指シフトで入力できるようになった。ばんざーい。やっぱりいいなあ親指シフト。
さて、このLeopard対応、Intel Mac用の「Tesla」を、ほかの人も使えるようにどこかに置いておきたいと思う。自分でコンパイルするのはやっぱりちょっと大変だから。
「Tesla」のライセンスはGPLなので、自分が変更したソースと一緒ならどこかにアップしてもよい…ような気がするのだけれど大丈夫ですよね?
以前のチャレンジ
- Macでも親指シフトを使いたーい(d:id:Imamura:20070203:oyayubi)
(このときは「Parallels Desktop」に「親指ひゅんQ」を入れようとしていた。でも失敗。専用キーボードの情報もあり)