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Google Readerは既読管理しやすいRSSリーダー

【元記事:Google Readerは既読管理しやすいRSSリーダーd:id:manpukuya:20070502:googlereader

[画像:Google Reader]RSSリーダーはずっと、「Google Reader」を使っている。

はてなRSSは、記事の一覧を表示させただけでぜんぶ既読になってしまうのが自分には合わない。これだと「はてなRSS上では既読扱いだけれど私は未読」というエントリができてしまう。

「シンプル表示」や「アンテナ表示」にすれば記事のタイトルだけが一覧されて未読のままにできるものの、概要が表示されなくなるからその記事を読もうかどうかの判断が難しくなる。

そもそも「未読のまま」というボタンが目立つところにあることが、はてなRSSのインターフェース設計がもうひとつであることの証左といえないだろうか。

そんなこんななので、実は「Start Mac体験モニター」の皆さんのブログを読むときも、外部向けにははてなRSSで公開した(→「mpk::RSSs - Start Mac体験モニター)一方、自分でははてなRSSを見ず、OPMLをインポートしたGoogle Readerで見ていた。

Google Readerは、未読→既読の変化の扱いがとてもよくできている。

記事の一覧を概要も含めて表示させた場合(「Expanded View」という)、画面内に入った記事だけが既読に変化する。だから、Google Reader上の既読扱いと、ユーザーが実際に既読かどうかを一致させやすい。

記事のタイトルのみを一覧したときは(「List View」という)、タイトルをクリックすればその記事の概要が表示される(同時に、その記事は既読になる)。画面最下部の「Previous Item」や「Next Item」をクリックしたり、ショートカットキーのj/kを押すと、いま表示されていた概要はタイトルだけの表示に戻り、前の記事や次の記事の概要が開く(そして開いた記事は既読になる)。

スペースキーは、ページングと「次の記事」の2つの機能がある。記事の概要が画面内に表示しきれない長さだと一画面分スクロール(=ページング)して続きを読めるし、短い記事だったときは次の記事が表示される。

Google Readerはこのように、かゆいところによく手が届いていて使いやすい。各機能の配置や、常に表示されているかメニュー内に入っているかもよく考えられていると感じる。

唯一、残念なのはGoogle Readerが重いアプリケーションであることだ。最近のマシンなら問題なく使えるけれど、ちょっと前のマシンではかなりしんどい。

先日、MacBookCore 2 Duo 2GHz/2GB)を修理に出したため、久しぶりにThinkPad s30Pentium III speedstep 600MHz/256MB)を出してきた。s30はWindows XPモデルであり、256MBで使うのはそもそも厳しい。そんな環境でGoogle Readerを使うのはヒジョーにつらい。

つらいので、評判の良いLivedoor Readerを試してみた。でも記事の一覧を表示させただけでぜんぶ既読になってしまうところがはてなRSSと同じで、これではちょっと自分には使えない。

で結局、「私が未読なら未読扱いのまま」「私が既読になるまで既読扱いにならない」ところがナイスなGoogle Readerを使い続けるのだった。

(あと、ThinkPad s30はとても気に入っているのに、周囲のアプリケーションの重さについていけなくなっていることが改めてわかって悲しい)