という番組をBS1でやっていた。
アメリカでは看護師不足が深刻であるという。そしてフィリピンの医師の月給を、アメリカの看護師は1日で稼ぐそうだ。
海外へ出稼ぎに行く苦労はあっても、それに見合う稼ぎがあると思えば国を出る気になるだろう。
一方フィリピンでは、医師が足りなくなっている。
田舎の診療所で、平日はずっと家に帰らず、一人で泊まり込むという医師が紹介されていた。本来は午後5時に勤務が終わるはずで、家までは車で30分しかかからないのに、家族に会えるのは週末だけ。そういう状況は政府も理解しているが、医師の増員は難しいとのこと。
じゃあフィリピンはどうすればいいのかな。
フィリピンの医師の給与を一律に引き上げるとかは難しいだろうから、医師の育成にもっと力を入れるとか。でもそうやって医師を増やしても、海外へ出て行ってしまっては元も子もない。
そういえば日本の医療機関、特に地方では、それこそフィリピンなど東南アジアから来る看護師が増えているという話を聞いたことがある。これもアメリカと同様、足りない看護師を穴埋めするため。
どうしたものやら、難しい話である。