オークションのやり取りなどで、知らない人に自分の住所や名前を伝えることがある。そのことに不安を感じる人もいるだろう。
そんなとき、郵便局や宅配便の業者が、送り先の住所・氏名を文字列に置き換えて扱うサービスがあるといいかもしれない。
NHKへの郵便は「〒150-8001」の郵便番号だけで届くそうだが、これをさらに拡張して、郵便番号に宛名情報も含めるようなイメージ。
送り先の住所・氏名として、たとえば「〒150-0000 東京都渋谷区鉢山町0-0 近藤某」という情報があるとする。郵便局などは、これをたとえば「000-111-222-333」のような、住所や名前を推測できない文字列に変換する。近藤某さんは、オークションの出品者にこのコードを伝える。出品者がこの文字列を使って発送すると、近藤さんのところにちゃんと届くというしくみ。
こういうコードなら、Webに公開したりしてもリスクが少ない。住所を公開せずに宛先だけを公開できるというのは便利そうだ。コードは複数発行可能だとなおよい。
(宅配便だと今は距離で値段が違うから、送料で送り先までの距離をある程度推測できてしまう。そこは全国一律料金にするとかなんとか)
悪用できないよう、コード発行の申請には本人確認をしっかり行って、本人が確かに受け取ると確認できる住所でないとコードを作れないとか、ちょっとした縛りは必要かもしれない。クレジットカードのように、発行したコードを書留で送ればいいかも。
うん、これはなかなか便利なんじゃないだろうか。