オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

「太陽光熱複合発電」の研究

【元記事:「太陽光熱複合発電」の研究:d:id:manpukuya:20060822:elec

昨日くらいの朝のニュースで、「太陽光熱発電」という新技術について採り上げられていた。

太陽からやってくる光だけでなく、熱も使って発電する。太陽電池だけを使う発電よりも効率がよいとのこと。今はモンゴルの砂漠で実験を行っているそうだ。

モンゴルの砂漠に暮らしている人は、自前の風車で発電機を回している。風がないと電気を使えないし、風が強すぎても電気製品が壊れてしまう(←余談:これは発電機とコンセントの間に何かを入れることで解決しそうな気がする、何となく)。

ともかくそんな暮らしなので、風がないと電話もできない。そこで、あり余る太陽のパワーを使って太陽光熱発電をというわけ。

実験の様子も出ていた。2畳くらいのビニールハウスの中に、光と熱のそれぞれを使う2種類の発電機を入れている。いずれも、集光部が太陽の動きに合わせて首を振るようになっていた。

そしていざ実験してみると、砂嵐で日が陰ることがあったり、砂漠の細かい砂がハウスの中に入り込んできたりと問題も見つかった。今後いろいろ工夫していきたい、というまとめ。

で、この研究をしているのが我らがJAXAなのだった。探査機や人間がほかの惑星に行ったときに、効率のよい電力供給を目指すとかにつながるのかな。