以下の記事はいずれも、d:id:black_knight:20060323さんのところから。
「高知新聞ニュース■さまよう『土佐宇宙酒』 露が『商業利用は駄目』■」
ロシア側の体制が変わって、厳しいところに引き継がれてしまったということのよう。
「当初1200万円だった宇宙酒プロジェクトは、今回の費用を含めて総額1億円近くに跳ね上がったとみられている。」って大変だ。でもなんとかするとのこと。
- 宇宙酒関連リンク集:d:id:black_knight:20060318:p9
「はやぶさプロジェクトサイト トップ〜LPSCに参加して」(川口淳一郎)
「はやぶさ」のプロマネである川口先生が、ヒューストンで開催された「月・惑星科学会議(LPSC)」の模様をレポート。ちょっと長いけれど後半を引用。
彼ら専門家にとっても、疑問がいっぱいで、おもしろくてしかたない様子でした。beautiful work, great achievement と質問に織り交ぜて、賛辞をいただきました。会場からは拍手が起き、理学者ではありませんが、非常に誇らしく思いました。
観測をしてデータを手にした者だけが語れる、真実のみが語れる迫力があったと思います。時として観測データや、精細画像に息をのんで聴衆が静まる瞬間もありました。こちらの発表者は事実を背景に自信に満ちていたと思います。見事に LPSC で位置を築いたものと、非常にうれしくなりました。「はやぶさだるま」の両目が開いたと思った瞬間でした。観測器を搭載できて本当によかったと思います。
NASA からみれば、はやぶさはいわば1つの分野の成果にすぎないかもしれません。けれども、この成果を得たことを率直に認める、その姿はさわやかで、すばらしくもあります。日本は、まだまだ子供だけれど、よくやったという表情だったかもしれません。相手の進歩は自らの進歩でもあるという、高い視点があるように思います。NASA 関係者のこの姿勢は評価できると思いました。
まだ、始原天体探査も始まったばかりです。今回発表した ISAS, 大学研究者の人たちは、きっと将来を支えてくれるでしょう。事実がもつ自信と説得力は、何人をも妨げることができない勢いがあります。
NASA も欧州も目を覚ましたでしょう。将来を左右するのもみなさんです。がんばってください。
はやぶさプロジェクトサイト トップ〜LPSCに参加して
はやぶさは、すでにたくさんの成果を上げたのだということを改めて実感。「NASAも欧州も目を覚ましたでしょう」という一節からは、川口先生の絶大な自負がうかがえる。すばらしいです。