日曜の午前中といえば、カブ売りのカブリバばあさん。「赤カブ」と「白カブ」を売ってくれ、それぞれある条件を満たすとお金に換えられて儲かるしくみ。
そのカブリバばあさんとの会話の流れが独特で、いつも面白いなと思う。ゲーム的には「赤カブを買う」「白カブを買う」「それぞれの説明を聞く」という3択になるのだが、カブのしくみはちょっと難しめなので、説明を聞きやすい会話フローチャートになっている。
最初に話しかけたときは、いきなり「どちらのカブを買いますか」にはならない。「カブについて説明したいんじゃが…」と言われ、選択肢は
- 説明を聞く
- もう知ってるよ
になる。つまり、いきなりカブを買うことはできない。「もう知ってるよ」を選んでから、どちらのカブを買うかを選ぶことになる。白カブはお金のある限り買えるのだが、アイテムとしては100カブごとに1アイテムとなる。プレイヤーが同時に持てるアイテムが15個までであるせいか、白カブを買った直後にこう言われる。
「ところでお前さん、もっと白カブを買うつもりじゃろ?」。選択肢は
- もっと買う
- もういらない
なにも考えずに質問フローを作った場合、ここは「まいどありー」になり、さらにカブを買うには改めて話しかけるようにさせるのが普通だろう。上のような流れになるのは実に独特だと感じる。でも任天堂的には、このフローが一番遊びやすいと思ってこうしているのだろう。気の行き届き方がいかにも任天堂らしいと思う。