後ろだてや十分な原資がなくても、才覚さえあればここまでいけるという象徴のような存在だったのにねー。やっぱり法を犯さなければ、会社をあそこまで急成長させることはできないってことなのかな。そこはちょっと残念。
堀江社長のキャラクターは、並び立つものがない貴重さだ。「堀江社長」ではなく、「ホリエモン」と呼ぶ方が通りやすくなったことがその現れだと思う。たとえば、彼となにかにつけて比べられる、楽天の三木谷社長。彼がもし「ミキティ」とか呼ばれているとしても「ホリエモン」のような一般性はないし、またそう呼ぶ気にさせる人でもない。同じように急成長して、同じ六本木ヒルズに入った会社の社長であっても、まあなんというか普通の社長さんだ。
テレビで見た、逮捕についての街頭インタビューで面白かったのは、50がらみのおじさんが
「彼は額に汗して働いて、苦労してお金を稼いたことがないんでしょ、そこがダメなんだ」
のような話をしていたこと。勤続30年以上のおじさん代表、みたいなコメントだ。個人的には古くさい考えに基づく的外れなコメントだと思うけれど、たぶんこういうふうに溜飲を下げる人はたくさんいて、そういう人向けの報道はこれからもっと増えるのだろう。
ホリエモンの乱高下人生は遠くから見ている分には面白いので、またなにかやらかしてみてほしいと思う。(こちらに変な影響が及ばない範囲でネ!)
あれっ、そういえばライブドアの宇宙関連事業もダメになっちゃうのかな。うーん、こっちは頑張ってほしかっただけに本当に悲しい。