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G.T.I. CLUB

【元記事:G.T.I. CLUB:d:id:manpukuya:20050811:GTI

クレイジータクシー」(未プレイ)の話を読んで、そうだコナミの「G.T.I. CLUB」があったと思い出した。といってもこれは自由度が高くないゲームだったという話。

「G.T.I. CLUB」は、ミニクーパーやルパンフィアットのような小型車に乗って、ヨーロッパ風の坂が多い街の中を走るレースゲーム。ユニークなのはコースが一本道ではなく、わき道にもどんどん入っていける作りになっていたこと。

でもこれは「自由度が高い」ゲームではなかった。いくら道を選べるといってもルールは単なる普通のレースゲームだから、状況に応じてこっちの道へという選択はないし、何度も遊ぶうちに「この道を行くのが最短」とわかっていく(はず。自分はそこまでやりこまなかった)。それは普通のレースゲームにおけるラインどりが複数の道に分離しただけであり、その意味でこれもまた普通のレースゲームなのだった。

作った側としては、「近道を見つけるのを楽しんでほしい」というような意図を持っていたのかもしれない。でもそれを、1コイン入魂のアーケードゲームで、しかも普通のレースゲームのルールで提供されてもとまどうばかりである。

急ブレーキでくいくい曲がったり、狭い横道や急な坂道をぐんぐん進む楽しさはあったのだが、全体としてあまり面白いとは感じず、いまひとつのめりこめなかったのだった。

えーとだから何の話かというと、機会があったらクレイジータクシーを遊んでみようと思ったということです。