d:id:Imamura:20041027:itokawaで「糸川英夫が出てきた!」と書いていた連載マンガ『天上の弦』の原案本、『海峡を渡るバイオリン』(ISBN:4309014941)を原作にしたドラマが、先ほど放送された(ややこしいね)。糸川英夫役は寺田農だった。
糸川の講演を聞いた主人公は、バイオリン職人への道を歩むことになる。
一方糸川は糸川で、あのあと音の反響をよくする木を足した、特別な「イトカワバイオリン」を作るのだけれど、その木のぶん重くなってしまって弾いてくれる人が出なかった、というような話が、糸川英夫の評伝『やんちゃな独創』(ISBN:4526052523)に載っていた。バイオリン職人と天才肌の科学者が一瞬出会って、それぞれの道へ進んでいったのだと思うと面白い。