とてもいい陽気の中、ビートの幌を開けて川崎市青少年科学館へ。
会場は、終始なごやかな雰囲気。「メガスター誕生物語」の前半を上映してから、解説員の方の進行で大平氏と若宮氏に話を聞くといった内容。「メガスター誕生物語」で、川崎市青少年科学館に常設されている大きな投影機の星と、メガスターIIの星空を比べて見ることができたのは大いに収穫。
トークショーの中で大平氏が語っていて印象的だったのは、教育目的ならば、メガスターIIの410万個の星空よりも、常設機の6000個の星空のほうがよいかもしれないという話。確かに、メガスターIIの星空はとても細かいため、明るい星が埋もれるような形になり、どちらかというと星座を探しづらい。そのぶん、メガスターIIは星空全体を楽しみたい人に向いているのかもしれない。
また、若宮氏は本当におだやかな方という印象で、子供の興味をうまく引き出し、引っ張っていくのが上手そうだった。
大平氏は幼稚園の頃に見に行ったプラネタリウムで、投影されたしし座の絵を怖がって泣いてしまったそうだが、若宮氏は昔、しし座を投影して「悪い子はいないかな〜」とやっていたそうだ。大平氏が見せられたしし座を投影していたのは、「十中八九、若宮さんだろう」(大平氏)とのこと。驚きの真実。
若宮氏は3月いっぱいで定年退職されるとのこと。お疲れさまでした。