ホンダのテレマティクス戦略(後編)〜独自のカーナビ技術とは(ZDNet・03/10/17付)

http://www.zdnet.co.jp/broadband/0310/17/lp10.html

こちらもナビ関連の記事。ホンダのカーナビは、エンターテインメント方面よりもカーナビ本来の便利さを追求している、という話。「前編」もあるのにいきなり後編を紹介するのは、この後編で紹介されている技術を見て驚いたから。

その技術とは、「プレミアムメンバーVICS」。

ユーザーがある道を通り抜けるのにかかった時間の情報がサーバに集められ、蓄積されていく。そして、別のユーザーが同じ道を通るときに、今までに集められた情報をもとにした予想通過時間をダウンロードできるのだそうだ。

実は以前、これと似たアイデアを、ソニーのカーナビソフト「Navin' you」のユーザー向けのアンケートに書いたことがある。Navin' youには、GPSを使いながら移動した経路が逐一保存される。この情報をソニーに集めれば、より精度の高いナビゲーションができるのではないか、と考えたのだ。

しかしそれから1年もたたないうちに、アイデアが採用されるどころか、Navin' youの開発そのものが完了してしまった。がっかり。

さておきこのしくみ、メーカーから一方的に与えられる情報だけしか使えない状況から、ユーザーからのフィードバックも利用する状況へと変わるわけで、たいへんすばらしいことではなかろうか。トップダウンからボトムアップへの変革。ユーザーがたくさんの道を走れば走るほど、自分だけでなくほかのユーザーにとっても、有益な情報がどんどん増えていく。自分の車にこの機能があったら、ついついなるべく車を使おうと思ってしまうだろう。おまけに、毎回なるべく違う道を通るように心がけたりしそうだ。考えるだけで楽しい。

楽で楽しいから、つい使うようになる。この感覚、はてなダイアリーに似てるかもしれない。って唐突だけれどそう思うのだ。