人間の俳優を単なる“素材”にしてしまった話題の映画「The Matrix Reloaded」(IT Pro・03/05/19付)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/USIT/20030518/1/

マトリックス・リローデッド』は俳優を素材としてのみ扱って作られている、俳優の演技者としての立場がないね、という話。

押井守の実写映画『アヴァロン』はまさに、映像を素材として撮影していた。事前にきちんとした絵コンテを作っておき、目的の画面を作る素材を得るために撮影をする。そして、撮影によって得られた素材にデジタル処理をほどこし、絵コンテ通りの映像にしていく。アニメ出身の押井らしい制作方法である。

特撮映画は、どんどんアニメに近づいてきている。CG技術の向上で、想像した通りに実写の映像を作ることができるようになってきているのだから、これからのクリエイターにはますます奇抜な想像力が必要になってくる。見る側にはうれしいが、作る側には大変な状況だ。