オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

99/08/23 (Mon.)−安い烏龍茶をあなどるなかれ

元記事:夜の記憶−99/08/23 (Mon.)−安い烏龍茶をあなどるなかれ】

明け方、突然目が覚めた。時計を見れば午前5時。ゆうべは早く寝たわけでもないのに、こんな時間に目が覚めるなんて珍しい。寝返りを打ち、一週間の始まりを少しでも遅らせようと再び眠りについた…つもりだったが眠れない。暑さのせいかとも思ったが、ここ数日に比べて特別暑いという気もしない。今日はいつもより30分ほど早く起きる用事があったとはいえ、気になってこんな時間に目が覚めるほどのものでもない。
 もう一度寝返りを打ち、枕に頭を沈めた…が眠れない。少しは時間がたったかと、時計を見ればまだ5時10分。一体どうなってるんだ。やっぱり暑いからかと、やむなく朝からエアコンをかける。が眠れない。時計を見ればまだ5時25分。このまま起きる時間まで眠れぬ頭を抱え、ゴロゴロと寝返りを打って過ごすなんてことは考えたくない。今日は月曜日だ。週のはじまりの日だ。ぴあの発売日だ。それはともかく、週のアタマからこんな調子では、今週もまた寝不足でふらふらになってしまうではないか。寝よう。
 ………。
 ……。
 …。
 時計を見れば5時55分。少しは時間がたったか。でも全然寝ていない。ような気がする。頭の血管が拡張しているような感覚。徹夜した翌日によくある状態だ。体は疲れ切っているのに、脳だけがやけに興奮しているあの感覚。しかし今日は徹夜をしたわけでもないのにこの症状。なぜだ。時計を見れば6時25分。全然寝ていない。
 もしかしたら、原因はゆうべ寝る前に飲んだ、烏龍茶の500mlペットボトルだろうか。烏龍茶は紅茶や緑茶と同様、お茶の葉から作られる。当然カフェインも入っているのだが、飲んだ烏龍茶はスーパーで売っているPB(private brand)の安い安いボトルだ。午後の紅茶を飲み過ぎて眠れない、なんて話を聞いたことがないように、それほど気合いを入れて作られているとは思えないこの手の製品に、ここまでカフェインが入っているものだろうか。お茶を飲む習慣を持たないせいでカフェインへの耐性がないとはいえ、あんな烏龍茶に。時計を見れば6時半。もちろん寝ていない。もうすぐ起きる時間だ。一週間の始まりだよ〜。