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99/08/09 (Mon.)−Linuxふたたびあらわる

元記事:夜の記憶−99/08/09 (Mon.)−Linuxふたたびあらわる】

まるで大どろぼうホッツェンプロッツのようだが、そうなのだ。先日Kさん宅で使わなくなったPCをいただいたので、それにPlamo Linux 1.4.4をインストールしてみたのだ。なんだ、またコンピュータのそういう難しい話か。そうです。そういう話です。この文章はのちのち見返して参考にするためのメモも兼ねているので、しばしおつきあいください。
 このPCは日立のPentium 75MHz、メモリは24MBにHDDはIDEで1GB、ビデオチップオンボードCirrus Logicの5434PCI(2MB)。サウンドカード(SoundBlaster16 AWE-32)にネットワークカード(チップはNational SemiconductorのAT/LANTIC 83905AVQB)までついている。サウンドはとりあえず必要を感じないので設定せず、ネットワークカードは83905チップ用の設定プログラムをhttp://www.kingston.com/download/etherx/kne2000/infoset.exeからダウンロード、IRQ=9、I/Oポートアドレス=0x300〜0x31Fに設定した。ここまでは、一度Windows 98をインストールして調べたり設定したりしている。Linuxを入れる前にいったんWindowsを入れ、デバイスマネージャ(「マイ コンピュータ」を右クリック→[プロパティ]→[デバイス マネージャ]タブ)を見るなどしてマシンの素性や各種の設定をメモしておくのは有効な方法だ。
 Linuxのインストールに必要な情報(つながっているハードディスクはIDESCSIか、またその容量は、CD-ROMはATAPIかSCSIか、ネットワークカードのIRQとI/Oポートアドレスは、など)が集まったら、ブートディスクを作る。これで準備完了だ。
 実際のインストール方法はディストリビューションRedHat LinuxTurboLinuxVine LinuxPlamo Linux…)によって違うし、長くなるばかりで書いている本人以外にはつまらない。第一、ほかの資料がたくさんあるのでばっさり割愛。Plamo Linuxbootdsk ether=9,0x300,eth0でブートし、1GBのHDDを約590MB(/)、約390MB(/home)、約48MB(swap)のパーティションに切ってインストールしましたとだけ書いておこう。あ、LILOを「簡易インストール」だったかでインストールしたのは失敗でした。マシンを起動して「boot:」が出るたびに[Enter]を押さねばならずやや面倒。Windowsのような自動起動にすることもできるはずなので、いつの日かLILOを再設定すること。
 そんなこんなで無事インストールできました。HDDはIDE、CD-ROMはATAPIと、まあ「よくある」マシンだったのも幸いして、面倒な部分は皆無といってよかった。さてここからどうするかだが、家のメインマシンはMacintoshなので、Macintosh←→Linux間でファイルのやりとりができるならいい感じである。それにはLinuxに「netatalk」なるものをインストールする。Plamo LinuxのCD-ROMについていたnetatalkは「netatalk-1.4b2+asun2.1.1」で、実はCD-ROMがついていた「Software Design」99年7月号にはインストール方法も載っていたのだが、それに気づかずWebをうろうろしてThe netatalkというページを見つけ、それを参考にしてみた…のだがうまくいかない。すでに見つけてあったLinux JFにある「Linux Netatalk-HOWTO」はバージョンの古いnetatalkをもとに書かれており、ここに書いてある設定とごっちゃにしてしまったのがいかんかってん。と、そろそろ読者の我慢も限界であろうところで力つき、難しい話はまた今度とあいなったのであります。てけれんてんてん。