【元記事:夜の記憶−99/07/07 (Wed.)−「そんなの」と言わない人生】
「そんなの」という言葉は使いたくないね、という話。
「そんなのダメだよ」
「そんなのこうすればいいじゃない」
「そんなの」に続けて出てくる言葉は、とげがあるものばかりだ。「そんなのありかよー」なら、使いようによってはユーモアが出るか。
「そんなの」に似て非なる、「そんなこと」なら悪くない。
「私なんか■だし…」「そんなことないよ」とか。これなら少なくとも、とげはない。これが「そんなの」だとどうなるか。
「私なんか■だし…」「そんなのないよ」今までだまされていたんですか?
「私なんか」という言い方が好きかどうかはまた別の話で、この場面での「私なんか」って「そんなことないよ」を要求していてイヤな感じかもしれない。「そんなのないよ」と言ってもらいたくて「私なんか」と言う人はあまりいない。
うー、ネガティブな話題はやっぱりノリが悪いね。嫌いなものの嫌いなところを指摘するのは、楽だけど楽しくはない。嫌いなものの嫌いなところを、愛と笑い(嗤いじゃなくて)をもって指摘できればいい。