これまでのあらすじ
1999年夏、街ではマツモトキヨシで買い物をしようとすると、別のものをすすめられるケースが続出していた。しかし奇怪なことに、買い物客には目立った被害は出ていない。それどころか、買おうとしていたものにこだわらなければむしろいい買い物になっていることすら少なくないというのだ。あぶない!我々はだまされているんだ!
いや、実際にだまされているかどうかは別として。この怪事件を決死の覚悟で(うそ)レポートした前回の日記では「薬局」とだけ書いた薬局だったが、名前を伏せていては奴らの思う壺だ。恐れてはいけない、今ここに明かそう。別のものをすすめる薬局、それはッ、それはッ!マツモトキヨシだったのだ!
いや、もうそんなことバレバレだしそんなに気張ることもないのだが、掲示板への書き込みやメールで続々と寄せられる(でもないか)証言によると、どうやらマツキヨでは「客に別のものをすすめる」のが流行っているらしい。流行の問題じゃないかもしれない。ともかくこれはゆゆしき事態だ。かくなる上は、マツキヨの店員に直撃インタビューを敢行するしかない。果たして店員は薬剤師なのかも含めて、マツキヨのすべてを明らかにするとここに約束しよう!という約束はできないが、こんどマツキヨで買い物をしたらそのへんのことを聞けたら聞いてみます。