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95793.2km+0.0km=95793.2km

元記事

せっかく東京から那須まで来たのに、トリップメーター上の距離はわずか120km。しかもひと足早く東京へ戻らなければならない。さらに、この帰り道は100,000kmの計画にまったく寄与しないのだった。嗚呼。
 というわけで、あれこれと残念のネタを抱えつつ、やはり今日中に東京へ戻らなければならないKさんを助手席に乗せて帰途についた。
 東北道は、鹿沼より南が3車線になっており、ここから東京まではまず渋滞にならない。問題は鹿沼以北だ。明日も休みとはいえ日曜日の夕方、2車線ではいかにも狭すぎる。10kmほどの渋滞につかまってしまった。
 2車線の渋滞では、左右の車線のどちらも、進み具合は平均すれば同じだろうと思っていた。サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の手前では、左へ抜ける車がいるため左車線がよく流れるが、逆にこれを過ぎた直後は左から入ってくる車のために左車線が混雑する。手前と過ぎた直後の混み具合を合わせれば、おそらくプラスマイナス0になるだろう。つまり、最終的には左右の車線のどちらが有利といったことはないはずだ。
 もちろん、左右の車線が同時に詰まったり流れたりするわけではない。うまく車線を移動すれば、いま前にいる車よりは何台か先につけることができるだろう。例えば、SAやPAの手前では左車線につける。この地点では左車線からSA、PAへ入る車があるため左車線が流れやすく、右車線よりは先行できるはずだ。少し進み、SAやPAから出てくる道との合流地点が近くなったら右車線へ移る。今度はSA、PAから出てくる車のために左車線が詰まるので、右車線のほうが先に進みやすいというわけだ。といっても、こうやって地道に前へ出ていっても数分程度しか稼げないような気もするのだが。
 というわけで、上のような方法で少しでも前へ出ることを考えなければ、左右どちらの車線にいても同じ…はずなのだが、右車線から見ているとどうも左車線がよく流れているようだ。いや、明らかに左が先行している。なぜかと考えてみるに、2車線が3車線になる場所のことに思い当たった。
 鹿沼で3車線になる際、そこまでの2車線に加えて左に1つ車線が増える。そうなれば、空いている最も左の車線に車が流れ込むだろう。このとき、左へ移動しやすいのは? もちろん左車線の車だ。つまり2車線が3車線になるというよりも、右車線はそのままで左車線が2車線になる、といった具合になっているから、2車線のここでも左車線のほうがよく流れているのではないか、という結論に達したのだ。さっそく左車線へ移動したところ、確かに右車線よりよく進む。渋滞を抜けるまではこのあともかなりかかったが、ひとつ発見があったのでわずかながら気楽になったのだった。
 Kさんを荻窪で降ろし、帰宅は11時近かった。那須から東京まで走ってきたのにトリップメーターはまったく進んでいない。しかも週末になるまで、スバルの工場に車を持っていく時間はなさそうだ。

給油

?km÷17.8L=?km/L