写真日記 - JR新宿駅
これは危険な「EM・ONE」ですね
Windows Mobileが入っているデータ通信端末、「EM・ONE」(エム・ワン)が発表された。
コンセプトが近いWILLCOMの「W-ZERO3」が出たときは、物欲がすぐに鎮火した。しかし「EM・ONE」にはなぜか惹かれる。なぜか。
W-ZERO3については発表当時、こんなことを書いたのだった。
あれっ、でもこの大きさということは、今までのようにズボンのポケットに電話を入れて、さっと取り出して通話するというわけにはいかなくなるのか。あれれ。それはちょっとどうなんだ?
まんぷく::日記 - PDA的WILLCOM端末…というより電話できるPDA
「EM・ONE」はデータ通信専用で、通話機能がない。電話として使えないことが、自分にはかえってよいのかも。
いま使っている電話は、WILLCOMのWX310K。ふつうの折りたたみ式の端末で、Operaが入っているので外ではこれでネットを見ている。それとは別に、スケジュール管理などのために「CLIE PEG-T650C」というPDAを使っている。こちらは通信機能がオプションなのでネットにつないだりはしない。
W-ZERO3はWX310Kを置き換えるかどうかという考え方だったから、自分には合わないという結論になった(当時は、新規で買い増すという発想はなかった)。一方EM・ONEだと、常用のPDAをCLIEから置き換えるという話になる。そしてそう考えると、なんか自分にとってすごくしっくりきちゃう。CLIEのアーキテクチャは今見ると古めかしく、外部の環境との連携が弱い。EM・ONEならば、そこを補完してくれそうだ。
これはまずい。まずいなあ。
「EM・ONE」のサイズは、「W-ZERO3」よりちょっと大きい程度。厚さはEM・ONEのほうが薄い。価格は、2年以内の解約で違約金が発生してもよいなら、本体が39800円+事務手数料、月額5980円でデータ通信を使い放題。無線LANやBluetoothも入っていて、パソコンにつないでモデムとして使う場合でも定額料金である。そして通信速度は3.6Mbpsと、WX310Kの64Kbpsとは桁違い。
液晶は800×480ピクセルのタッチパネル。シグマリオンIIIと同じ解像度だ。250グラムのシグマリオンIIIと考えると、とても魅力的に見えてくる。
EM・ONEのキーボードは親指シフト入力には向かないだろうけど(シグマリオンIIは親指シフトで使ってましたよ)、いずれにしても長文は入力しないからこだわらない。一方タッチペンでちょっと落書きをして、ネットにアップできたりする。これは楽しい。
よく確認するべきは電池のもち具合だ。「使用時間は4時間」と仕様にあるが、これはデータ通信など、電池を食う使い方をしたときに限る話だと思いたい。CLIEは音楽プレーヤー機能を使わなければ、10日間は充電せずに使える。少なくとも通信しないなら、電話端末の待ち受け時間くらいにはもってほしい。
でもそこさえ安心できるとわかったら、もしかしてもしかすると、もしかしてしまうかもよ?
EM・ONE関連のリンク
- 「プレスリリース|EMOBILE」(公式サイトのプレスリリース)
- 「デュアルスライド機構のWindows Mobile端末『EM・ONE』」(ケータイWatch・07/02/19付)
- 「ITmedia +D モバイル:イー・モバイル、3月31日から携帯事業スタート──シャープ製のHSDPA端末「EM・ONE」を投入」(ITmedia・07/02/19付)
- 「S01SH,EMONE,イーモバイル - WindowsケータイFAN Powered by WindowsCE FAN」(詳しい情報はこちら)
そのほか、「伊藤浩一のW-ZERO3応援団 - 現状で史上最強の日本語版Windows Mobileか?」(d:id:itokoichi:20070220)から、たくさんの記事にリンクしています。
この日記内の関連記事
- 「PDA的WILLCOM端末…というより電話できるPDA」(d:id:Imamura:20051020:wzero3):W-ZERO3が出たときの逡巡
- 「キーボード文体とケータイ文体」(d:id:Imamura:20060728:keitai):シグマリオンを持ち歩いていたころの話など
曇り
- 2007年2月20日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2007/02/20