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フィリピンでは医師が看護師の免許を取ってアメリカへ流出している

【元記事:フィリピンでは医師が看護師の免許を取ってアメリカへ流出している:d:id:manpukuya:20070117:doctor

という番組をBS1でやっていた。

アメリカでは看護師不足が深刻であるという。そしてフィリピンの医師の月給を、アメリカの看護師は1日で稼ぐそうだ。

海外へ出稼ぎに行く苦労はあっても、それに見合う稼ぎがあると思えば国を出る気になるだろう。

一方フィリピンでは、医師が足りなくなっている。

田舎の診療所で、平日はずっと家に帰らず、一人で泊まり込むという医師が紹介されていた。本来は午後5時に勤務が終わるはずで、家までは車で30分しかかからないのに、家族に会えるのは週末だけ。そういう状況は政府も理解しているが、医師の増員は難しいとのこと。

じゃあフィリピンはどうすればいいのかな。

フィリピンの医師の給与を一律に引き上げるとかは難しいだろうから、医師の育成にもっと力を入れるとか。でもそうやって医師を増やしても、海外へ出て行ってしまっては元も子もない。

そういえば日本の医療機関、特に地方では、それこそフィリピンなど東南アジアから来る看護師が増えているという話を聞いたことがある。これもアメリカと同様、足りない看護師を穴埋めするため。

どうしたものやら、難しい話である。

内之浦で見た噂の宇宙機

【元記事:内之浦で見た噂の宇宙機d:id:manpukuya:20070117:arena

鹿児島県の内之浦(現・肝属町)には、「銀河アリーナ」なる建物がある。

銀河アリーナは体育館とホールがある施設で、その中に「宇宙科学展示コーナー」という一室もある。

去年の9月、M-Vロケットの最後の打ち上げを見に行ったとき、宇宙研の方から「銀河アリーナはご覧になりました?」と聞かれたのだった。「あそこはぜひ一度行ってみるといいですよ。ロケットの模型なんかが展示されていますよ」。それはつまり、とてもりっぱなものが…と思ったらそうではなく、「M-Vの模型があって、そのペイロードがすごいんですよ」とのこと。なにか含みがある感じ。

日本最初の人工衛星おおすみ」? いやそれはM-Vで打ち上げたわけではない。じゃあ我らが「はやぶさ」? それはありそうだ。でも直球すぎて、意味ありげな勧め方とはちょっとずれを感じる。

そして、SOLAR-B(ひので)が無事打ち上がった翌日、銀河アリーナに行ってみた。そこで見たのがこれ。

[写真:銀河アリーナ・宇宙科学展示コーナー1]

はやぶさ」と「おおすみ」は、ドームの天井からぶら下がっている。立っているのが噂のM-Vロケットの模型。そしてその先端部、フェアリングの中におさまっているのは…これは…。

[写真:銀河アリーナ・宇宙科学展示コーナー2]

「LUNAR-A」だ! 先日、ついに計画中止が決まった月探査機である。ペネトレータがはっきり見える。いやしかし、よりによって。

「一見の価値がありますよ」とか言っていたのはそういうことか。

このコーナーを作ったときは、たぶん「次はLUNAR-Aでしょう」みたいな話になっていたのだろう。それが延期につぐ延期で、ついに幻のペイロードになってしまった。ナンマイダ〜。

ちなみに先の冊子PDFによると、銀河アリーナのホールの緞帳は「セドナ」をイメージしてデザインされた由。「冥王星の発見よりおよそ70年を経て、太陽系10番目に発見された惑星」なんて書いてある。

今となっては、いろいろと間が悪くなってしまった銀河アリーナ、はてなMapだとここにあります。