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今日のブックマーク

たまったビデオを消化したい

【元記事:たまったビデオを消化したい:d:id:manpukuya:20061016:video

しかし仕事は忙しい。とはいえHDDレコーダーの容量がもう少ない。だから頑張って今日も見る。

熱中時間〜忙中“趣味”あり
出てましたね、工場観察家のid:wamiさん。出演者たちがいまいちピンときていないように思えた中、黒崎教授が終盤みるみる感化されていったのが面白かった。哲学をやっている教授は、モノへの愛情ビームを自分の知識で理解し自分の言葉に変換できる。それを自分の感覚へとフィードバックできる。これってすばらしいことだと思う。「なぜその人がそれをすごいと思っているのか」を、もっとわかるようになりたい。
タモリ倶楽部
バスネタいくつか。降車ボタン収集家の人とか古いバスを買ってレストアしている人とか、「熱中時間」風味が特に強い回だった。「理系サブカル」な番組どうし、ネタの交流をはかって互いの方法で面白くしていってほしい。
知るを楽しむ
8月の放送を今ごろ見ているのはいかがなものか。「江戸時代の夏の過ごし方」(面白い)「香山リカが語るジャイアント馬場」(意外な組み合わせでないところが意外)など。未見分には、失敗学だの赤瀬川原平だの円谷英二だのが控えていて、これらもなかなかおろそかにできない。
BSドキュメンタリー
911関連の番組を大特集していたのだけれど、どんどん録画していたから多すぎて困っちゃう。2003年6月の取材では、バグダッドでもまだ普通にカメラが回っている。それでもすでにその段階で、「イラクはもともと豊かな国なのに、電気も水道も来ない今の暮らしは原始時代と変わらない」「ブッシュが持ってきた自由とは、銃を所有する自由だった」と話すイラクの人たち。一方アメリカでも、さまざまな考えを持つ人どうしが意見をぶつけ合っている。
DEATH NOTE
第1話を見たところでは、そのままアニメになっているのは偉いけど、そのままアニメになっていて本当に楽しいかというとよくわからない。「アカギ」は、福本伸行の絵が動いているというだけで楽しかったし、アニメならではの独特な演出がよかったな。「ドラ3」「ドラ3」「ドラ3」は伝説になるだろう。
ウルトラセブン
怪奇大作戦」に続いて、テレビ埼玉で放送中。だけど1話も見ていない。保存しておきたくなる話は自分の基準では数話しかない気がするので、どんどん見てどんどん消そう。
ER
前クールは、第8シーズン(BS hi)と第11シーズン(BS2)が放送されていた。10月からは第9シーズン(BS hi)と第10シーズン(NHK総合)、あと第11シーズン(BS2)も放送されている。今期で8と11の間を埋めることができるのは嬉しい。それにしても第8シーズンではベントン先生もグリーン先生もいなくなって、一気に世代交代が進んだ印象。
ドキュメント72時間
第1回が「神宮外苑花火大会」、第2回が「山谷のバックパッカー」と、テーマがなかなか面白い。けど見てない。
蟲師
実は前のシリーズもほとんど見ていません。ああー。たまる一方。

百年のおすすめ

【元記事:百年のおすすめ:d:id:manpukuya:20061016:marquez

百年の孤独

百年の孤独

「文庫にならないから」という理由で、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』を読まない人がいる。たとえばd:id:yomoyomo:20061013:hundredさん。

ああなんてもったいない。文庫化を待つうちに人生は過ぎていってしまう。ミヒャエル・エンデの『モモ』だって、岩波少年文庫に入るまで30年近くかかっている(→d:id:Imamura:20050914:momo)。もしかすると永遠に文庫落ちしないかもしれない。ハードカバーも何のその、今すぐ読んでもらいたい傑作である。伝説の村マコンドの、めくるめくような熱い空気を味わってほしい。今すぐ。ぜひ。

『族長の秋』もいい感じにメチャクチャでおすすめです。集英社文庫版では、1つの章に改行がまったくない。セリフも地の文も一緒くたにされて、1ページ1ページにすき間なく、四角く、どす黒く、みっしりと文字が押し込められている。読んでも読んでも、ページがちっとも進まない不条理。そこに描かれる「大統領」の絶対的権力。たまりません。

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族長の秋 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)

族長の秋 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)

『族長の秋』はずっと絶版になっていましたが、新潮社が「今月あたりからマルケスコレクションを始めていて」、『百年の孤独』との合本になるらしいとか。それはそれで嬉しい世界。

後日追記

新装版『百年の孤独』が発売された。『族長の秋』との合本にはならなかったようだ。でもこの機会にぜひ。

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)