次世代のゲーム環境を体験する
Xbox360+プロジェクターというぜいたくな部屋におじゃまして、ハイデフな世界を体験させてもらった。
ゲーム映像のクオリティや、ワイヤレスコントローラーの便利さもすごいのだけれど、コンソール画面からできることの多さにびっくり。
たとえば体験版をプレイしたりゲームのデモムービーを見たりでき、それらはすべてネットからダウンロードしてくる。体験版を遊んで気に入れば、すぐにプリペイドカードからお金を払って製品版として遊べるようになる。ゲーム屋の試遊台が家にあるのと同じ、いや体験版の豊富さを考えればそれ以上の便利さである。ほかにも、映像作品(「ジェームズ・キャメロンのタイタニック製作秘話」とか)の視聴もできちゃうし、iPodと連携して音楽の再生もできる由。
これはつまり、家庭用のテレビゲーム機としては初めて「本体と一緒にソフトを買わなくてもよい」環境を実現しているということだ。これが、PS3やWiiも含めた現在の「次世代ゲーム機」の基本的な様相となる。こりゃまたとんでもない未来である。そしてそれを、ゲームソフトを遊ぶことすらなく実感できることがまたすごい。
ファミコンがスーファミになったり、PSがPS2になったりしたときとは根本的に違う、とても大きな変化が起きようとしていると感じた。このようなすばらしい未来が、年末には各社から出揃うのだ。これは楽しみ。本当に楽しみ。
♪ファミコンバンドが出る〜ぞ〜♪
というわけで、行ってきました千葉県松戸市、FCBの8th Live。1000人入るホールがほぼ満席の大盛況。そして客席を後ろから見ると、液晶の小さく明るい画面がそこかしこに…いやあちこちに…いやいやそこらじゅうに…見えるのだった。それらはもちろん携帯電話ではなく、ニンテンドーDSだったりPSPだったり。
内容はたっぷり3時間。グラディウスメドレー、任天堂メドレー、ナムコメドレー、ゲーム寸劇、信長の野望メドレー、魔界塔士Sa・Gaメドレーなどなど。
演奏中にちょくちょく出てくる寸劇には、異常に細かいネタも。知ってる人は大喜び、知らない人もそれはそれで楽しい、というステージなのだった。
自分の場合、ファミコンをリアルタイムで遊んできていない(パソコンとゲーセンだった)から、よく知られたネタは知識として知っていても、「あーそうだったそうだった」的な共感はそれなりにという程度。でも十分楽しめました。
特に気に入ったのは「スーパーパンチアウト」…はゲーセン版であってファミコン版では「マイクタイソン・パンチアウト」。試合シーンの再現では、ボクサー2人の動きがきっちり決まっていてすばらしかった。一人で再現するゲーム内アクションももちろんいいのだけれど、複数の人が息の合った動きを見せるのはそれだけで心地よい。
人間のイマジネーションというか、脳が目の前のものを柔軟に「見立て」してくれるからこそ、こういうものを見て楽しむことができるのだなと考えたり。
祝電紹介によると、こういうゲームバンドがほかにもいくつかあるそうで、まことに心強いというか、好きなことを好きなようにやっている人たちは実に輝いていると思った。
曇り/雨
- 2006年7月9日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2006/07/09