最近観た映画〜『宇宙戦争』
宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2005/11/09
- メディア: DVD
ウェルズの小説は19世紀末に書かれたものであるから、これほどの科学力を持つ宇宙人が検疫に無頓着だったというのも、まあ古い話だしネという気分になる。
映画はこれを現代のアメリカに置き換えたものだから、いくらなんでも宇宙人がそこまでアホだっちゅうのはさすがに無理があるんじゃないかいという気分になったのだった。探査機「はやぶさ」が持ち帰る小惑星のかけらに対しても、記者会見で検疫の話が出るような現代社会ですよ(→松浦晋也のL/D: 「はやぶさリンク」:午後4時からの記者会見)。「人類をはるかに上回る、恐るべき科学力」の水準が、19世紀と21世紀で大きく変わったことを感じさせる。
CGや、ところどころの演出はとてもいい感じ。川のシーンや雨の踏切のシーン、服が降ってくる林のシーンなどは、大変な状況そのものを直接見せずににおわせて、夢に出てきそうな恐ろしさ。あとレイチェル役のダコタ・ファニングはかわいいね。
最近読んだ本〜『ジーニアス・ファクトリー』(ISBN:4152086580)
- 作者: デイヴィッド・プロッツ,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/07/21
- メディア: 単行本
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ノーベル賞受賞者の精子を専門に扱う精子バンクにまつわる、いろいろな人々のお話。社会状況の変化もきちんと追ってくれていて読み応えあり。世界はますます、映画「ガタカ」に近づきつつある。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/28
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- この本を読むきっかけになった記事:「Passion For The Future: ジーニアス・ファクトリー ノーベル賞受賞者精子バンクの奇妙な物語」
- 早川書房の公式サイトにある、翻訳者からのコメント:「hayakawa nonfiction blog: 『ジーニアス・ファクトリー』」
晴れ
- 2005年11月28日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2005/11/28