宇宙作家クラブの例会で、赤外線天文学について伺った中で出てきた話。
ハワイのマウナケア山は天体観測に向いており、日本のすばる望遠鏡を始め、たくさんの天文台が建設されている。
で、ここに建設できる天文台の数は、地元との取り決めで上限が決められているのだそうだ。というのは、マウナケア山はハワイの人々にとって聖地だからとのこと。大きい望遠鏡を作るには、既存の小さい望遠鏡を置き換えていくのだそうだ。
日本では、ロケットを打ち上げられる期間が決まっている。これは地元の漁協との取り決めによるものだ。科学と地元のせめぎ合いはハワイにもあるのだった。
(10/23記)
- 関連記事:「松浦晋也のL/D: 赤外線天文学の話を聴く」〜当日のもっと詳しい内容。