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宇宙作家クラブpresents「ロケットまつり7」@ロフトプラスワン

今回も満員。ご来場のみなさん、ありがとうございました。各種サイン本もよく売れました。

質疑応答で出た、作業手順書のバージョン管理の話が印象的。作業手順書の内容の正しさを、誰がどうやって保証するのか、という質問に対して、垣見さんが「逐次更新をしていく。ここで重要になるのが、手順書の更新管理である」と答える。どれが最新であるのか、また最新版は前の版とどこが違うのか、などをしっかり管理しておかないと問題が起きる。

「ここを直そう」という考えが間違っておらず、そこを直すという話がちゃんと伝わり、またそれが正確に直り、かつ直ったものだけが現場になければならない。これがなかなか難しいという話。

これは本を作っていても同じ問題がある。ひと通り仕上がった原稿の整理をする段階で、著者さんと編集者のどちらが最新の原稿を持っているか、といった管理の話。また複数の人が別々のゲラに朱を入れ、それを1つのゲラにまとめる作業もある。こういうときに、古いゲラを見てしまったり(バージョン管理)、間違った朱を入れてしまったり(エンバグ)しないように進めていかなければならない。

で、こういう間違いをしない方法が自分の中で確立していく過程が、その仕事への習熟ということになるのだろう。

さて次回の「ロケットまつり」は10月末の予定。その前の9月25日に、大阪出張版のロケットまつりが開催される。ロフトプラスワンの10周年記念イベントで、好評のシリーズが大阪へ出張するというもの。私は行けるかどうか…ですがよろしくお願いします。