文化庁「著作権契約書作成支援システム」
仕事上、どういうものになるのか気になっていたのだが、システムそのものとは違うところで注目されている。たとえばこんな記事。
- 「文化庁サイトにMac OS Xのアイコンが?」(ITmedia・05/05/25付)
サイト内のアイコン画像に、OS Xのソフト「テキストエディット」のアイコンを参考にして作られた…いやモチーフにして作られた…いやいやどうもそのまま持ってきて作られた…らしきものがある、という話。
このシステムのURLは「http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-system/」だが、午後6時現在Not Foundになっている。
- 関連記事:「契約を交わすタイミング」(d:id:Imamura:20050524:contract)
東大キューブサット運用公開
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/
5月28日(土)と29日(日)、東大のキューブサット「XI-IV(サイ・フォー)」の運用が、五月祭に合わせて公開されるとのこと。
- 5月28日(土)
- 16:55〜17:04 衛星の解説/17:04〜17:20 運用見学
- 5月29日(日)
- 16:35〜16:45 衛星の解説/16:45〜17:00 運用見学
去年、キューブサット1周年記念講演で運用公開を拝見し、これがなかなか面白かった。
研究室の壁には模造紙で作ったスクリーン。プロジェクターで、丸い地球の画像が大きく表示されている。フィリピンのあたりには、キューブサットが交信できる範囲を示す白い円が描かれている。円は、少しずつ少しずつ北上しており、スピーカーからは雑音が聞こえている。
円の縁が日本にかかってくるころ、スピーカーから「トトトトー、トトー」とビーコンの音が聞こえ始め、だんだんはっきり聞こえてくるようになる。通信が始まると、スクリーン内の小さいウィンドウに文字が流れていく。「今、キューブサットと通信している内容です」という説明。1回のパスは15分ほどで、この間にキューブサットからデータをダウンロードしたり、コマンドをアップロードしたりする。
やがて白い円が北へ抜けていくと、ビーコンの音はまた雑音に飲み込まれていく。
という感じ。大学の普通の研究室が、宇宙へ打ち上げた人工衛星を運用しているというのは、なんとなく不思議な気分になるものだ。そのうちにそれが普通になるのかも。なるといいね。
晴れ
- 2005年5月26日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2005/05/26