今日のブックマーク
- 15:40:18 日毎に敵と懶惰に戦う - スーパーカミオカンデ見学会OFF
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050521/1116724219
巨大建築 GSA 見学 個人で行こうと思っていましたが、まぜていただくかも。 - 19:05:02 角川書店、アドビ製非定型ページの自動組版システムを採用
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=101051&lindID=1
出版 あとで読むメモ。 - 19:07:43 gobbledygook - 職場にて、あるおっちゃん疑問
http://d.hatena.ne.jp/adramine/20050524/1116925091
文化 演歌の各国バリエーションとは。
今日のコメント
- id:kajie『いつも拝見しています。amazonには出版社客注のシステムがないというのはたぶん誤りだと思います。amazon上では「お取り寄せ」または「1〜2週間程度」「3〜5週間程度」と表示された場合は、amazon倉庫にも取次倉庫にも在庫がなく、版元に注文を飛ばしている状態になりますので。』
- id:manpukuya『こんにちは。いや実は版元に在庫があるにもかかわらず「在庫切れ」になっていて、存在する新本を買いたい人がいてもAmazonでは買えないという状態になっている本があるのでした(→たとえばISBN:4767802512。在庫は十分ございます!)。http://d.hatena.ne.jp/manpukuya/20041105/amazon などでも、状況を説明しています。もしかして、私が「客注」の意味を取り違えていたりして?』
「井川りかこ」からのメール
おとといあたりから、「井川りかこ」を名乗るメールが来ている。google:井川りかこを見てスパムとわかった。こちらはいま3通目だが、すでに続きが来ている方もいるようだ。このあとどういうメールが届くのかもわかってしまって、ちょっと興ざめ感もあったりして。
人名としてキーワード登録すると、相手を利することになっちゃうかな。どうだろう。
- 関連URL:http://mathom.jp/cgi-bin/as/msgbrd.cgi?act=rep&no=1961(ページ最下部に、彼女を紹介しているweblogのリンク集あり)
契約を交わすタイミング
「本が完成する」(EDITOR NAVI)という、「編集者入門ミニ講座」の一節に、出版契約書をいつ作るかが書かれている。
ここでは、印刷した本ができ上がってきてから契約書を作るとある。本を著者さんに渡すのと一緒に、契約書を持って行く。それが通常の流れであるというトーンで書かれている。ほほー、そうなのかと思った。
今の自分の仕事の流れでは、本を作ることが決まったらとりあえず著者さんと契約書を交わす、という順序で(できるだけ)やっている。著者さんと出版社の関係で一番気になるのは印税率であり、そこはお互い言い出しづらいところでもあるから、早めに決めてしまうようにしている。
出版業界の目で見ると「契約書を取り交わすだけマシ」のような話になるのかもしれないけれど、こういう話は後回しにせず、なるべく早めにしておくのがよい。
印税の額は基本的に、印刷部数×印税率で決まる(契約の内容によっていろいろあるが省略)。本を作り始める段階では、印刷部数は大まかにしか決まっていないから、実は印税率を決めても印税額は決まらない。でも契約書は、お互いしっかり仕事をしましょうというコンセンサスを作る一助になっていると思う。
横田増生『アマゾン・ドット・コムの光と影―潜入ルポ』とアマゾンの「顧客志向」
- 作者:横田増生
- 発売日: 2005/04/19
- メディア: 単行本
遅ればせながら読了。ネット書店だからどうこう、というレベルを超えて面白かった。
Amazonの物流センターは、アルバイトを単に肉体として扱う職場である。仕事は、最低限の脳があればできる単純作業のみ。労働としての充実感は皆無であり、キャリアやスキルはまったく身に付かない。
工場での似たような状況を伝えるNHKスペシャル「フリーター漂流」を思い出しながら読んだが、この番組は巻末の参考文献一覧に挙げられていた。未読だけれど『希望格差社会』(ISBN:4480863605)と合わせて、現代の単純労働のありさまを考える三点セットになりそうだ。
Amazonの「顧客志向」
ところで本書では、Amazonのことを「徹底した顧客志向」としているけれど、それはちょっとどうだろうかという点がある。以前も書いたように、Amazonには顧客からの注文、いわゆる「客注」のシステムがないのだ。
Amazonの「在庫切れです」は、単にAmazonの倉庫にないというだけであり、出版社が絶版にしているものではない(絶版書は「お取り扱いできません」という表示になる)。
一般の書店や多くのネット書店では、店頭にない本は出版社から直接取り寄せることができる。しかしAmazonにはこのしくみがないのだった。自分が担当している本が「在庫切れ」になり、あまつさえマーケットプレイスでプレミアがついて売られているのを見ると、「Amazonにないだけで、ほかのネット書店や街の書店には置いてあるのに」という気分になる。しかしAmazonにはほかのいろいろな強みがあり、客注がないからといって利用者が減るものではない。そこがまた歯がゆい。
関連記事
- 「Amazon八分、のようなもの」(d:id:Imamura:20040704:amazon)
- 「雇用格差社会を生きる」(d:id:Imamura:20050402:nhk)
コメント
- id:kajie『いつも拝見しています。amazonには出版社客注のシステムがないというのはたぶん誤りだと思います。amazon上では「お取り寄せ」または「1〜2週間程度」「3〜5週間程度」と表示された場合は、amazon倉庫にも取次倉庫にも在庫がなく、版元に注文を飛ばしている状態になりますので。』
- id:manpukuya『こんにちは。いや実は版元に在庫があるにもかかわらず「在庫切れ」になっていて、存在する新本を買いたい人がいてもAmazonでは買えないという状態になっている本があるのでした(→たとえばISBN:4767802512。在庫は十分ございます!)。http://d.hatena.ne.jp/manpukuya/20041105/amazon などでも、状況を説明しています。もしかして、私が「客注」の意味を取り違えていたりして?』
晴れ→雷雨
- 2005年5月24日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2005/05/24