iriverの叫び
「くっ…どいつもこいつもiPod Photo! iPod Photo! iPod Photo! なぜヤツを認めてこの俺を認めねえんだ!!」(答え:機能で優っていても、ルックスで大きく負けているから)
このメーカーのHDD音楽プレーヤー「H120」(旧称iHP-120)を使っていて強く感じるのは、機能はよいけれどね、ということだ。便利だし多機能だけれど、持っている喜びや、人に見せたくなる高揚感とは無縁の作り。
iPod PhotoのライバルとなるのはH320/H340で、機能は下の通り。
- H320(ASIN:B0002AONWY)/H340(ASIN:B0002MEGVA/ASIN:B0002AONX8)
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- HDD容量は20GB/40GB
- 画像の再生ができるほか、デジカメをつないでデータを直接やり取りできる
- 録音機能あり
- テキスト閲覧機能あり
- FMチューナー内蔵
「ASTRO-EII/M-Vロケット6号機の打上げ時期の延期について」(JAXAプレスリリース)
ビッグコミック連載『天上の弦』、今号に糸川英夫登場
陳昌鉉という人が、世界最高峰のバイオリン製作者になるまでの半生を描くこのマンガ、原案は本人の聞き書き『海峡を渡るバイオリン』(ISBN:4309014941)。
朝鮮から日本に来た主人公は大学に通うものの、教員になる夢は差別でかなわないと知り打ちひしがれている。そこへ「戦争中に飛行機作ってた東大の先生が、今度はなぜかバイオリンを作ったっていうんだ。」という話を聞いて糸川英夫の講演に足を運び、バイオリン製作者になることを決意する、という回である。
日本ロケット開発の父である糸川英夫は戦後、それまでのロケット研究を封印されて生きる意欲を失っていた。そこへある学生が「バイオリンを作ってくれ」とやってきた。興味を持った糸川は研究を重ねてバイオリンを作っている。
糸川英夫がロケット研究を再開するまでの間、バイオリンを作っていたことは彼の評伝『やんちゃな独創』(ISBN:4526052523)などで知ってはいた。しかし、まさかこのマンガに糸川が関わってくるとは思わなかった。しかも主人公にバイオリン製作者への道を歩ませるきっかけを与えていたとは、本当に人と人とは意外なところで影響し合っているものだ。
ちなみに、糸川にバイオリン製作をもちかけた学生は熊谷千尋という。のちに日立に入り、国鉄の乗車券予約システムを手がけた。その際の苦闘は「プロジェクトX」でも紹介されている。
- 関連記事:日本宇宙開発の証言−熊谷千尋(糸川英夫の思い出を聞くインタビュー記事。「糸川先生の研究は『振動とその制御』という点では一貫しているのです」という部分がとても興味深いと思う)
そういえばこの『海峡を渡るバイオリン』、ドラマ化されて11月27日にフジテレビで放送される。ということは、ドラマにも糸川英夫が出てくるのか。おお、これは俄然楽しみになってきた。
晴れ
- 2004年10月27日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2004/10/27