昨日の「キーワードモデレーションシステム稼働、に感じる不安」(d:id:Imamura:20040601:kwmod)をアップしたのち、状況が変わった。
昨日の発表で、特定のスコア以下のキーワードの削除という項目を挙げましたが、当面、この機能をシステムとして実装する予定はありません。これまでの削除予定システムを存続しつつ、削除を行うかどうかを議論する際にスコアを参考にできればと考えております。
これは、自動リンクが行われるキーワードの閾値を自由に設定できることで、評価の低いキーワードが自動的にリンクになることを簡単に防ぐことができ、現在ご意見を頂いているキーワードシステムの弊害をある程度回避できるのではないかと考えていることによります。
キーワードモデレーションシステム、投票インターフェース変更
ということで、マイナスモデレーションが増えても、そのことで即削除ということにはならないようだ。しかしやはり、「リンクしたくない」と「キーワードを削除したい」が混同されていると感じる。
自分のスタンスは昨日も書いたように「リンクしなくてもよいキーワードはあるが、その多くは削除もしなくてよい」というものだ。マイナスモデレーションは「リンクしたくない」意見の表明であって、「キーワードを削除したい」意見の表明ではない…と思うのだが…「そのキーワードを必要であると思う場合は『要』に、思わない場合は『不要』に投票してください」となっているところを見ると、運営側はそう考えていないように思える。またユーザーの中にも、「リンクしたくない」と「キーワードを削除したい」を混同する向きがあるようだ。意に反してリンクしてしまう可能性がごく低いキーワード(たほいや倶楽部のキーワードなど)にマイナス票が入っている。
キーワードモデレーションシステムは、キーワードへの過剰な自動リンクの問題に対する処方箋であるはずなのに、キーワードを削除するかどうかの問題に直結している印象を受ける。
「そのキーワードに常にリンクしたいと思う場合は『要』に、思わない場合は『不要』に投票してください」ならばわかるのだが。
マイナスモデレーションがキーワードの削除につながりかねない現状では、やはり安易にマイナスモデレーションをつける気は起きない。リンクしなくてもよいキーワードに対しても当面はマイナスモデレーションせず、今まで通り地道に「キーワードの編集」でリンクを外していこうと思う。