ロフトプラスワン「宇宙作家クラブpresents〜見てから死ね!ロはロケットのロ〜『ロケットまつり』」
行ってきました。
笹本祐一はH2Aロケット6号機の打ち上げ延期のため、種子島で足止め(途中、電話で参加)。樋口真嗣は病気で欠席。
しかし、あさりよしとおが「打ち上げを見て人生が変わった」と何度も言っていたように、打ち上げを見るのはとても楽しい、という情熱は伝わってきた。現にここに、ロケットの打ち上げを見に行きたくなった人間が一人でき上がってしまった。
ロケットの打ち上げの際には、何キロも離れた場所から見ていても衝撃波が伝わってくるそうだ。戦車砲の衝撃波が何分もの間、ずっと伝わってくるようなものだという。戦車砲の衝撃波は総合火力演習で体験できる。これは、打ち上げ花火を間近で見る時の、腹にズドンと響く衝撃をずっと大きくしたようなものだ。だからロケットの打ち上げでは、打ち上げ花火の何十倍もの衝撃を持続的に体験できるということになる。
ほかにも、ロケットの打ち上げスケジュールはなかなか公表されないが、関係者が種子島へ飛ぶための航空便は公表前に予約される。だから、航空会社のサイトなどで予約状況を見ていれば、打ち上げ予定日をある程度予測できるのだ、という話など、実際に打ち上げを見に行っている人ならではのこまごまとした話が本当に面白かった。
紹介されたビデオは、各種ロケットの打ち上げの様子のほか、名古屋の港から種子島へロケットを運び、さらに種子島の港から発射場へロケットを持っていく様子など。ロケット運搬の様子は、ピンチヒッターとして登壇した小林伸光氏の著書『かがく ロケットがゆく』に詳しい。
そのほか、いろいろと得るものが多いイベントだった。
晴れ
- 2003年9月27日の記事をまとめ読み:http://ima.hatenablog.jp/entries/2003/09/27