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11月30日になって、作っていたグラフの右端まで来た。9月24日から11月30日までの新規感染確認者数と7日間平均、その前週比は以下のようになった。
新規感染確認者数はこの期間に急激に減ったため、後半の増減がよくわかるように最初の方にはグラフの上へ飛び出てもらうとこんな感じ。
前回の記事(11月11日)で示した、8月24日から11月9日までのグラフはこんな感じだった。
こういうグラフになったらああ、ついに第6波が来てしまったかと誰でも思うだろう。しかし結果は最初のグラフの通り。7日間平均の前週比は11月11日が最大で、またするすると下がっていった。理由はわからない。そして11月16日には1倍を切り、今日まで0.7倍から0.8倍程度をうろうろしている。
最近の新規感染確認者数は多くても20人台で、1桁の日も珍しくなくなった。数字が少なく出る月曜日は3週間連続で1桁である。このように小さい数だと、ちょっと数字がぶれるだけでグラフが大きく動きやすい。クラスターが1つ出てぐっと上がり、7日間平均の前週比はそれに影響されて下がるのに時間がかかるといった事情もあるのかもしれない。
東京都が毎日発表している7日間平均の検査陽性率は11月11日以降ずっと0.3パーセントだから、当面心配はいらないだろう。
明日からのグラフはこんな感じにしようと思う。
11月16日から来年2月28日までの104日間分。11月16日は、7日間平均の前週比が1週間だけ1倍を超えたあと1倍を切った日である。グラフの終わりを2月28日にしたのは、1月に多かれ少なかれ第6波が来るという予測が出ているから。2月末にはそれも落ち着いているといいなあという気持ちである。
あと細かいところで、「今日の7日間平均の前週比が続くと」のあとが「12/19に9.98人」となっている。今まではグラフの右端の日に何人になるかを載せていた。今回から7日間平均の前週比が1倍未満のときは、7日間平均が区切りのいい数字(当面は10人未満)に減る日を載せている。前週比が1倍を超えたときは今までと同じく、最終日に7日間平均が何人になるかを示すことにしている。
さて、第6波が1月に来るという予測は、新しい変異株のオミクロン株が出てきたことで変わるだろうか。日本を含めた各国は素早く反応して、隔離期間を長くしたり外国人の入国を禁止したりしている。それでも今日は日本でもオミクロン株の感染者が見つかった。日本への入国が全面的に禁止されているわけではないし検疫で見つけられたのはよかったが、ということは同じ飛行機の乗客に、ほかにもオミクロン株に感染している人がいるかもしれない。PCR検査なども偽陰性が出ることがある。
水際対策をいくら強化しても、いつかオミクロン株が日本の市中に広がるのは避けられない。重要なのはその日をなるべく遅らせて、その間に3回目のワクチン接種やオミクロン株に対応したワクチンを開発するなどの対策を進めておくことだ。我々も引き続き、マスク、手洗い、3密の回避を心がけなければならない。
今のところ、オミクロン株についてわかっていることは少ない。遺伝子の解析によると多くの変異があるということのほかは、感染力がとても高いらしいというくらい。重症化しやすさ、現行のワクチンへの耐性などは未知のままだ。上のグラフが右端まで来る頃に、日本や世界はどうなっているだろうか。
こういった言葉を聞くようになったのはここ数年で、最近はニュースでも耳にするようになった。しかし違和感がある。
たとえば「防寒対策」。寒さへの対策は「寒さ対策」であって、「防寒対策」では寒さを防ぐことへの対策に思えてしまう。現に暑さへの対策は今でも「暑さ対策」と呼ばれている。「防暑」という言葉も一応あるが一般的ではない。
同じように、「防犯対策」は「犯罪対策」、「防災対策」は「災害対策」と呼ぶのがよいと感じる。または「対策」を「策」にして「防寒策」「防犯策」「防災策」でもよい。
ほかにこういった言葉もある。
「節税対策」は「税金対策」か「節税策」、「感染防止対策」は「感染対策」や「感染防止策」がいいような気がする。
「防○対策」やそれに類する言葉は従来の言葉より強みを感じる人が多いのかもしれず、なるべく強い言葉を使いたくて選ばれてしまうのかもしれない。「にわか雨」や「夕立」より「ゲリラ豪雨」が選ばれるのと同じような感じ。
この手の「防○対策」的な言葉がほかにあったら教えてください。
辞書で「防」で始まる言葉を検索すればいいことに気がついた。
以下、「防○対策」という表現を見かけたわけではないけれど、そう書ける言葉の言い換えを勝手に並べてみた。「対策」→「策」はどれも適用できるので省略しています。
「~防止」もたくさんありそうだ。
東京都における新型コロナウイルスの新規感染確認者数がじわじわ増えている。といってもこのところ発表される感染者数は20人とか30人なので、増えているという実感はあまりないかもしれない。
新規感染確認者数は曜日による増減があるから、7日間の平均を見れば今の感染者数の傾向がわかりやすい。そしてその数字を先週と比べると、いま感染者が減少傾向にあるのか増加傾向にあるのかをつかむことができる。
8月25日から11月9日までの新規感染確認者数のグラフを作った。
緑の線は新規感染確認者数の7日間平均の前週比である。これが1倍以上だと増加傾向で、1倍未満だと減少傾向にある。8月25日は第5波以降初めて1倍を切った日で、それから11月9日まで2か月半ほど、1倍を超えることはなかった。
8月の爆発的な感染拡大が通り過ぎたあとだと、この静かな状態が嘘のように思える。
9月は「趣味の活動をする意欲が出てきた。気持ちに余裕が出てきたと感じる」と書いていた(10月1日付:緊急事態宣言が解除されたので第5波のまとめなど)が、10月は逆に気分が落ち込み気味だった。集中力が出ず、なにかをする気力がわきにくくなる。典型的な抑うつ状態である。このブログも新型コロナウイルスの話ばかりではなんなので、なるべくそれ以外の記事を書くようにしてきたが、10月はそういう記事は1つしか上げられなかった。
その10月1日にはこんなツイートをしていた。
長期間の緊張が解けると燃え尽きで抑うつ状態になる。雑誌を作っていたころ特集担当号が校了すると毎回味わっていた。あれはどうすればよかったんだろう? コロナに立ち向かった医療従事者の皆さんには感謝しかない。うまく休んでください https://t.co/HPDlo2ojFO
— 今村勇輔 (@yimamura) October 1, 2021
引用ツイートしたのは下のような連続ツイートだった。
パンッパンのパンパンだったコロナ病棟がスカスカのスッカスカになって、次々と病棟がクローズしていく ICUが再稼働し外科医と麻酔科医は手術に戻っていく
— 生物群 (@kmngr) October 1, 2021
ほっとしているが全職種で心身の疲れがすごく、このタイミングで退職する人の気持ちがすごくわかる
— 生物群 (@kmngr) October 1, 2021
このときは、こういう燃え尽き型の疲れは医療従事者だけの話だと思っていた。9月の自分はわりと活動的だったから。でも10月になったら自分が同じような疲れを感じるようになった。メンタルクリニックで先生に話したら「緊急事態宣言が明けたらみんな元気に外へ出るかと思ったらそんなことはなく、町は案外静かだ」と言っていた。第5波は感染者が今までになく増えてピークがなかなか見えなかったので、みんな疲れてしまったのだろう。
現在の増加傾向は1週間に1.2倍に増える程度で、第5波の一番多いときが2倍以上だったのに比べるとずいぶん低い。東京都が発表する検査陽性率もまだ0.4%ほどでとても小さく、増加の兆候は感じられない。感染者が今すぐ急激に増えるレベルではないといえる。とはいえ7日間平均の前週比が1倍を超えてしまった以上、7日間平均は11月4日の19.3人がひとまず底となるようだ。ずっと調子よく減っていたから、この調子なら7日間平均が10人を切る日が来るかもしれないと思っていたが残念だ。
さて、今の増加傾向はどこまで続くだろうか。いつか第6波が来ることはもうみんなわかっている。問題はそれがいつごろ、どのくらい大きな波になるかだ。
いずれの記事も、基本的な感染対策と3回目のワクチン接種が効果的と結ばれている。そしてワクチン接種の効果で、第5波のような爆発的な感染拡大は起きないだろうと考えられている。それはとてもいい話だ。
もう一つ気になるのが、今の感染者数のうちワクチンを打っている人はどのくらいいるか。
「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)|厚生労働省」の第58回、「【PDF】資料2-4 全国の新規陽性者数等及び高齢者のワクチン接種率等」に数字があった。
10月18日から31日まで、10万人あたりの新規陽性者数を合計すると:
ワクチンを2回打っていれば、そうでない人よりずっと感染しづらいことがわかる。
ほかに、こんな記事もあった。
こちらもワクチンの効果の高さを感じる。
ワクチン接種をまだ迷っている人がもしいたら、自分や周囲の人の命と健康を守るためにぜひワクチンを打ってほしい。新型コロナウイルスにかかると、死ぬことはなくても後遺症はとてもつらい。
生活への影響が大きい後遺症としては、息苦しさや倦怠感、意識障害(ブレインフォグ)、味覚障害、そして脱毛などがある。いわゆる慢性疲労症候群になったという報告もある。注射が怖いとか副反応がいやだという人もいるようだが、そんなことを言っている場合ではない。注射は一瞬、副反応は長くても数日だけだ。一方後遺症はいつまで続くかわからない。ワクチンを打たない選択肢はないと考えてほしいものだ。
9月30日には東京都の新規感染確認者数はかなり減りそう - ただいま村
「何年後かにワクチンで死ぬかもしれない」という意見もある。今のところ、それが絶対にないとは言い切れない。しかし万が一それが実際に起きたら最初にいなくなるのは医療従事者である。日本のワクチン接種率は現在約70%だから、残りの3割の人たちで社会を運営しなければならない。そんなことが可能だろうか。ワクチン未接種の人はワクチンで死ぬことはないかもしれないが、そんな世の中で天寿を全うするのは今よりずっと大変なはず。特段の事情がないのなら、ぜひワクチンを打ってほしい。
そしてそれ以外のみなさんも、マスク、手洗い、3密の回避という基本的な感染対策を続けながらブースター接種を待ちましょう。
この記事の続きです。
食事をしていたら、口の中に小指の先ほどの物体が現れた。これはあの歯が外れたのに違いない。案の定、右下の一番奥の歯が取れてしまった。2回取りつけてもらったが、やっぱり外れてしまったことになる。
どういう歯かというとこんな感じ。
もともとあった歯に銀歯をかぶせていたが一番奥できちんと磨けておらず、銀歯と歯ぐきの間の歯が虫歯になった。この歯は神経を抜いてあるからそのことに気がつかない。虫歯でもともとの歯が削られていき、ついに折れてしまったのだった。
自転車のパンクを修理して歯医者へ行く - ただいま村
今回もレントゲンを撮った。この様子はほとんど変わっていないそうだ。
先生としては「1年ももつなんて驚きです」だそうで、同じようにしても年単位でくっついたままになる可能性は限りなく低いとのこと。歯ぐきは上のレントゲン写真で歯が折れたところよりもっと上まであり、穴のようになっている。穴の奥は外からはほとんど見えない状態で、手探りの処置になっているそうだ。
食事をすると歯に大きな力がかかる。今の接着剤の技術では歯をくっつけても最終的に取れてしまうという。
折れた歯の再利用にこだわらず歯を復元するとなると、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの処置がある。しかしどれもすすめないと先生に言われた。
ブリッジは隣やその隣の歯にかぶせものをして、その延長として歯が取れた部分にも歯を作る。しかし隣の歯はまだ健康で神経も残っている。これをわざわざブリッジのために削ってしまうのはもったいないというのが先生の考えだった。
入れ歯はこの場合「一本義歯」になる。寝るときは外す。「つけ外しが面倒になって、ほぼ全員が時間とともに使わなくなります」だそうだ。なるほど、一番奥の一本だけを入れ歯にしても「その歯がないと食事できない」というレベルではない。ならばそうなるのも納得がいく。
インプラントはあごの骨にボルトを埋め込み、そこに歯を取りつけるもの。「ボルトに不具合が出たりして取り外すことになった場合、あごの骨を相当大きく削らなければならない」。骨の神経にも大きな負担がかかるので、先生にとって積極的に行いたい治療ではないそうだ。
歯を再建しない方法もある。折れた歯の根元にコーティング剤を流し込んで穴を埋める。歯が1本なくなるので、その隣の歯や上の歯の位置が変わるだろうという。それで不都合が出たらそのときに診ればいいという考えである。
(以上の説明は自分が理解した通りに書いているだけで、間違っているかもしれません)
さて、ではどうしようか。取れた歯がなくなったままでもかまわない気がしてきた。歯が取れた右側で食べ物を噛むのは、今は違和感があってほとんどできないが、これはそのうち慣れて右側でも噛めるようになっていくだろう。一番奥の歯だからそれでやっていける気もする。
でも前回取りつけた歯が1年間もったのなら、次も同じくらいもってくれるかもしれない。先生には「すぐ取れる可能性もありますよ」と念を押されたが、歯の現物がせっかくあるのに使わないのは惜しい。取れた歯をもう一度だけくっつけて、次にすぐ取れたらコーティングすることにしよう。
先生はわりと時間をかけて、それぞれの処置について説明してくれた。ありがたいです。
19都道府県に出されていた緊急事態宣言と、8県に出されていた蔓延防止等重点措置はすべて9月30日をもって解除される。
「これまでの記事」の期間で東京都の緊急事態宣言が解除されたのは3月21日と6月20日。いずれも新規感染確認者数が十分に減ったとはいえず、これで解除しちゃって大丈夫かねと思っていたら案の定、どちらも3週間ほどで蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言に逆戻りしていた。
しかし今回はだいぶ事情が違う。8月の感染爆発を乗り切って、1日の新規感染確認者数は1か月後には10分の1に激減した。30日の新規感染確認者数の7日間平均は257.6人。よかった。今までの感覚だと、もうちょっと減るまで宣言は解除しないのがいい気もしないではない。しかしここまで一気に減った要因には今までと違う要素、つまりワクチンの普及があるだろう。とするとこれくらいで解除してもリバウンドはそう大きくならないかもしれない。
8月は毎日夕方に発表される新規感染確認者数が恐怖だった。今日も一気に増えているのではないか。医療機関からは悲鳴のようなツイートが流れてくる。うっかりけがをしたり倒れたりしたら、ふだんなら助かるものでも助からない可能性がある。となるとなるべく家にこもっているのがいい。このままさらに増えたらどうなるのか。用事で都心に出るときはなるべく周囲のものに触らず、アルコールボトルを見つけたらこまめに手を消毒する。用事が済んだら寄り道しないでまっすぐ帰る。ずいぶん気を遣っていた。
こういうストレスは自分にとって意外と大きかったようだ。9月に入って新規感染確認者数がはっきり減ってきたら、趣味の活動をする意欲が出てきた。気持ちに余裕が出てきたと感じる。
7月12日の緊急事態宣言発出から9月30日まで、東京都の新規感染確認者数のグラフは下のようになった。
すごい勢いで上がったあと、8月下旬からすごい勢いで減っている。新規感染確認者数が1,000人を切った9月中旬を過ぎると、数字が小さくなりすぎてグラフを追いにくくなるレベルである。
7日間平均の前週比は0.5倍前後ときわめて低い水準を保っている。これは去年の5月、最初の緊急事態宣言の終盤ごろの数字である。
あのころニュースで見る都心は人影がまばらでがらんとしていた。ああいう状態にならなくても今のような減少傾向を作れるようになったのは、ワクチンの接種率が上がったのと新型コロナウイルスへの対処法がわかってきた成果といえるだろう。
陽性率も今は3パーセントほどと落ち着いた。陽性率は検査数に対する感染者数の比で、陽性率が高いと検査されていない感染者が市中に多い、つまり検査が追いついていないという目安になる。ふだんは5パーセント前後だが、8月の流行期は24パーセントまで上がった日もあった。陽性率が十分下がったので、「検査数を減らして新規感染確認者数を少なく見せているに違いない」みたいな意見が間違っているとわかる。
10月1日からのグラフをどうするか考えた。緊急事態宣言などは出ていないから期限はなく、いつまでのグラフにするかの目安がない。グラフの右端をいつも最新の日にして、棒グラフの1本の幅が毎日少しずつ狭くなっていく方式に戻してもよいが、あれはGoogleスプレッドシートだとグラフの設定を毎日変えねばならず面倒だ。
そこで、新規感染確認者数が500人を切り、同時に7日間平均の前週比が0.5倍を切った9月24日を起点にして、11月30日までのグラフにしてみた。
左の軸の上端は0.6倍、右の軸の上端は500人しかない。すばらしい。第5波のグラフは左軸が2.5倍、右軸が6,000人だった。
今の7日間平均の前週比が続くと、新規感染確認者数の7日間平均は10月9日に100人を切る。10月31日には9.1人、11月30日には0.4人まで減ってしまう。そこまでいけば本当にすごいが、10月1日に全国の緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が全部解除されたらさすがにゆるんで、7日間平均の前週比はもうちょっと上がるのではないか。上のグラフでいうと、赤い線は11月30日に紫の線(7日間平均100人)と青い線(7日間平均10人)の間に収まりそうな気がなんとなくする。(※今までの傾向からそう感じるだけで根拠はありません)
8月の毎日5,000人という状況から9月の終わりにここまで一気に減ったのはなぜか、専門家にも確かなことはわからないらしい。ワクチンの接種が進んだことと、感染者がものすごく増えたためにみんながびっくりして行動を抑制したからという予想はできるが、それが正しいといえる根拠は今のところないようだ。
個人的には減った理由よりも増えた理由を知りたい。1月の第3波では一日の感染確認者数が2,000人を超えたあたりで下がり始めた。5月の第4波では1,000人に届かず下降に転じている。しかし今回は5,000人まで上がり続けた。これはなぜなのか。デルタ株の感染力のせいか。オリンピックの浮かれた空気が関係していたのか。これとこれが理由でした、という結論は出ないかもしれない。でも今後もそこまで上がりうると思うと、どんな可能性が考えられるか程度でも知っておきたい。
第5波は乗り切ったが、第6波が来ないということはないだろう。ワクチンをたくさんの人が打ったので重症化しづらいとはいえ、減ったら増えるのが今までの流れである。それがいつ来るのか、どこまで上がるのか事前にわからないのがもどかしい。
岩田健太郎医師は第5波の感染爆発を乗り切った経験から慣れが出て、感染確認者数が第5波より多くなるかもと書いている。
感染者がものすごく増えれば、重症化率が低くても絶対数は増えてしまう。ワクチンは打ったし第5波を乗り切ったといっても安心はできない。ワクチン接種が日本より早く進んだ国でも感染が再拡大している。同じことを起こさないように、今しばらくはマスク、手洗い、3密の回避を続けていきましょう。
そしてほどなく発足する岸田文雄首相の新政権では国民の生活をきちんと支え、安心して暮らせる政策を進めてほしい。
以前も書いたが、改めてまとめておきたい。
東京都福祉保健局のページ最上部にある「新型コロナ関連 患者の発生(第n報)」のリンクから見ることができる。過去の分はページ下の「報道発表」から。
発表は毎日16時45分で、この段階では「別紙のとおり」でPDFへのリンクが作られる。ここで発表されるおもな数字は以下。
次に18時に追加情報が発表され、PDFへのリンクが追記される。おもな数字は以下。
上と同様、「東京都福祉保健局」。ページ最上部にある「新型コロナ関連 患者の死亡(第n報)」のリンクから見られる。過去分はページ下部の「報道発表」から。
重要なのは、ここで発表されるのはあくまで、新型コロナウイルスで亡くなったことがこの日に確認された人数であること。つまりこの日亡くなった人数ではない。
例として9月30日分は以下である。
亡くなった方の年代や性別、居住地、診断日のほかに「死亡日」の欄がある。9月30日発表分で一番昔は8月17日。ほかの方の死亡日も9月29日や30日は一人もいない。なので、発表された死亡者数を見て前日より増えたとか減ったと考察するのは適切ではない。
「都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト」にある「死亡日別による死亡者数の推移」には、発表される死亡日に合わせて修正されていくグラフが公開されている。
これを見ると、やはり8月は死亡者が多めで、その後減ってきているとわかる。
「都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト」の中の「検査実施件数」で公開されている。ただしこれは東京都福祉保健局の発表数字と同じ速報値であり、最終的な数字は既出の「東京都 新型コロナウイルス感染症検査の陽性率・検査人数 - データセット - 東京都オープンデータカタログサイト」で確認できる。
「都内の最新感染動向 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト」にある「モニタリング項目」で、毎日18時から21時ごろに更新される。この数字は7日間平均なので、曜日や休日での検査数の変動はならされている。
陽性率の変化のグラフは、この記事では既出の「モニタリング項目(4)検査の陽性率,検査人数 | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト」で見ることができ、また発表されたデータの細かい数字は検査数と同様「東京都 新型コロナウイルス感染症検査の陽性率・検査人数 - データセット - 東京都オープンデータカタログサイト」から閲覧・ダウンロードできる。
「国のステージ判断のための指標 東京都福祉保健局」で1週間おきに更新されている。確保病床の使用率、入院率、入院率のうち重症者用病床の使用率がわかる。
全国の状況は「COVID-19 Japan - 新型コロナウイルス対策ダッシュボード #StopCOVID19JP」で見ることができる。8月は多くの都道府県が黒かったが、今も黒いのは愛知県だけである。(追記:数日後には愛知県の病床逼迫も解消された)
「新型コロナワクチンの接種状況(一般接種(高齢者含む)) | 政府CIOポータル」で見ることができる。9月29日の全人口に対する接種率は、1回目が63.51パーセント、2回目が53.50パーセントとのこと。
ちょっとこのグラフを見てみてほしい。半年前からの体重を記録したものである。実際の体重は内緒にしたいので標準体重(BMI22相当)との差を表している。
半年で標準体重+22キロから+8キロまで、14キロほど減った。これは嬉しい。
どうやって減らしたのか。運動は以前と変わらず、ほぼしていない。ふだんは家で仕事していて通勤はなく、買い物に自転車で出かけるくらいである。
食生活は変わった。お菓子をほぼ食べなくなった。変化はこれだけである。朝昼晩の食事はずっと変わらない。食事はもともと食べすぎずにすんでいる。茶碗の盛りは少なめで炭水化物を減らしている。問題はお菓子だった。
以前はお菓子をついつい食べてしまっていた。特に夜が危ない。もちろん食べない方がいいとはわかっている。ところが恐ろしいことに、そのときだけはほとんど本能のような心境でお菓子に手が出てしまう。喉が渇いたから水を飲むような、自分の中でおかしなことはなにもない行動である。あとでふり返ると、自分でない誰かに操られているような気すらしてくる。そして食べても満腹感はそれほどない。まずいなー、今日も食べてしまったと思いながらもうちょっと食べたりしていた。
そういう生活がここ10年弱続き、それ以前は現在よりさらに体重が軽かったのだがどんどん重くなってきていた。
お菓子を食べなくなったのは薬の効果である。といっても食べずにすむ薬を飲むようになったのではなく、つい食べてしまう薬をやめたのだった。もちろんそれはそういう効能の薬ではない。ずっと飲んでいるメンタルの薬の一つが食欲昂進の副作用を持っていて、その力でお菓子を食べていたのだった。
「薬の副作用で太ってしまった」という人をテレビで見たりすることがある。自分がそれと同じことになっていたのだが、そういう自覚はまったくなかった。お菓子を食べるのが自分にとって不自然なことではないと思っていたからかもしれない。
先生に「最近かなり体重が増えてしまってマズイ」という話をしたところ、薬を変えてみましょうということになった。薬の本来の効果は実感できていたので、安定している状態から薬を変えるのは抵抗がある。しかし当時の体重は自分としても不本意で、改善できるならしたい。「この薬なら変えても本来の治療に悪影響は出ないでしょう」という先生の見立てで飲む薬が変わった。
長いこと飲んでいた薬を急にやめると、それはそれで体に影響が出ることがある。問題の薬は去年の12月から減らし始め、今年の2月にはストップした。食欲が増進してしまう副作用はその後も残っていたが、3月の末になったら急にお菓子を食べなくなった。お菓子に関する食欲が消え失せた感じ。お菓子を食べなくてもまったく問題がなく、見ても食べたいと思わない。お菓子を食べないことに関して意思の力がいらなくなった。今までの「食べちゃだめだ、食べちゃだめだ…」と思いつつ食べてしまっていた心境とはまったく違う、なにかお菓子に対する悟りを開いたような心境になった。
そして体重はするする減り始めた。摂取カロリーが減ったのだから当たり前である。その傾向は今も続いている。この調子で標準体重に近づけていきたい。どうしても減らなくなったら運動することも考えよう。考えよう! 考えるかなあ。たぶん考えるんじゃないかな。
多くの現代人は食べすぎで、食べる量を減らすだけで体重を落とせる。「いま食べた量と同じだけ食べられると感じているときに食べるのをやめるのが健康の秘訣」という意見もある。腹八分目どころか腹五分目である。しかしストレスが多いのも現代社会なので、つい食べすぎてしまう人が多いのだろう。たくさん食べるのはなんとなくよいことのような文化もある。大食いの人がテレビで紹介されたり、定食屋やカレー屋で普通でないボリュームに挑戦するコースが用意されていたりする。過食症ほどでもない食べすぎも精神疾患の一種と考えるようになれば、メンタルがよくなって肥満の人を減らすことができるかもしれない。そうすれば国民が健康になって医療費も削減できそう。
メンタルの薬を飲むと、自分の感情に変化が出てくる。苦しい気持ちが緩和されたり、焦ってなにも手につかない状態から落ち着いて仕事をこなせるようになったりする。これは実に不思議な作用で、自分という人間の内側から自然に出てきて変えられないと思っている思考形態や感情ですら、薬で脳内物質の出方を調整すると簡単に変わってしまう。
だいぶ前にメンタルの薬を飲むようになって以来、そういう変化は何度も経験してきた。だから今回のように急にお菓子に対する感覚が変わっても恐ろしくなったりはしない。確固たる自分があると思っていても案外柔軟で変化しやすい。そう思って暮らしていくほうが心身両面で健康に近づくのではないだろうか。
なので、ストレスがたまって心身に不調があると思う人はあまり構えずに心療内科などを受診してみてほしい。眠れない、仕事に身が入らない、涙が出るなど。メンタルのクリニックは今どこも混雑していて、初診の予約は1か月後だったりする。のっぴきならない状態になるまでがまんしていると初診までの期間にもっと悪くなってしまうかもしれない。薬でちょっと気持ちを切り替えるくらいの感覚で受診を考えてみてはいかがだろうか。