オープンソースの画像生成AIをセットアップから使い方まで解説する『Stable Diffusion AI画像生成ガイドブック』(ソシム刊)発売中(→本のサポートページ

頭のトラブル9,000円

f:id:Imamura:20191227171615j:plain

スケートに行ったら後ろへ転んで後頭部をゴチーンと打った。そばにいた係員が「すぐに立とうとしないで! めまいはありませんか」とただならぬ様子。めまいやふらつきはなく単に後頭部が痛いなーというだけだが左右を抱えられながらリンクを出た。救護員の方がガーゼを当てつつ「これは救急車ですね」と言っている。えっそんなに? 「けっこう血が出ていますよ」。後頭部を自分で見ることはできないのでおまかせするしかない。救急車で近くの病院へ。「CTを撮りましょう」→CTスキャンでは異常なし。よかった。「じゃあ縫いますね。ホチキスみたいなのを使います」。バチン。いてて。バチン。いててて。数えていたら10以上打ち込まれた。ガーゼを貼られて「今日は頭を洗わないで、明日もう一度見せに来てください」。お会計は8,060円!

着ていたタートルネックの首部分にはうっすら血がついている。洗面台で水洗いしたら赤黒い水が出た。漂白剤をつけて洗濯した。

翌日、傷の様子を見てもらう。「いい感じです。明日になったらガーゼをはがして、頭を洗っても大丈夫ですよ。1週間後に針を抜きに来てください」。お会計は380円。

次の日、ガーゼをはがした。後頭部なので自分では見えない。触ってみると針が並んでいる感触はある。少し違和感があるが痛くはない。写真を撮ってみるといかにもホチキス風の針が並んでいた。(【閲覧注意】どうしても見たい人向けのリンク)頭を洗ってさっぱり。

糸による縫合の代わりに使うホチキスは「スキンステープラー」というらしい。

1週間後の今日、針を抜いてもらった。「けっこう大きい傷でしたねえ。10針以上ありますよ」。はい。でもこちらは実感がない。針を抜く痛みはほとんどなく、頭の違和感がなくなっていく。抜いた針を見せてもらうと「Ω」のような形をしている。写真を撮らせてもらえばよかった。「これで終わりです。頭を洗ってもいいですよ」。お会計は380円。治療費の合計は8,840円だった。

後頭部を強打するのは打ちどころが悪いともっと大変なことになりかねない。しかし今回は幸運にも大きな傷ができただけですんだ。ひと滑りの結果が9,000円というのは痛かったが、大事には至らずよかった。

問題があるとすれば、スケートに連れていった小学生が「あまり滑れなかったからまた行きたい」と言っていることだ。なるほど。今度は靴を借りずリンクの外から見ているだけにしようか。でも自分も滑りたくないわけではない。転ばないようもっと気をつければ大丈夫かな。また9,000円なんてことにならないようにしたい。