「あそぶ!ゲーム展 STAGE3」は明日まで

「あそぶ!ゲーム展」シリーズの第3回目となる展覧会です。 今回は、1991年から2001年までのデジタルゲームに焦点を当て、当時、家庭用ゲーム新時代の到来を告げた「プレイステーション」をはじめ、一大ブームを巻き起こした『バーチャファイター』や『鉄拳』などの格闘ゲーム、『太鼓の達人』などの音楽ゲームを特集します。この時代のエポックメイキングなデジタルゲームの数々を、実際に遊べるゲーム機や解説パネル、開発者のインタビュー映像などで詳しく紹介します。

あそぶ!ゲーム展 STAGE3 デジタルゲームミレニアム - SKIPシティ 彩の国 ビジュアルプラザ

STAGE1はビデオゲームの黎明期(1982年まで)、STAGE2は発展期(1983年〜1990年)ときて、今回は成熟期といったところ。アーケードゲーム対戦格闘ゲームリズムゲーム音ゲー)などが中心で、3Dのゲームが増えてくる。家庭用ゲーム機やパソコンも性能が上がって、グラフィックやサウンドアーケードゲームがとにかく一番よいという時代ではなくなってきた。

展示されているタイトルは今も普通に所有していて家で遊べたり、ゲームセンターでも見かけるものが多い。「うおーなつかしー」とか「一度遊んでみたかった!」という種類の興奮はほどほどだった。

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バーチャファイター2」。バーチャファイターは技が当たってもヒットマークが出ないのに、しぐさでちゃんと痛そうに見えるのがすごい。「ストリートファイターII」に始まる格闘ゲームのブームはちょうど浪人時代と重なって、さすがに自重していたらまったくついていけなくなってしまった。

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ゲーメスト格闘ゲーム関連の同人誌がいろいろと。

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ときめきメモリアル」はゲームシステムの斬新さがしっかり解説されていた。

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ネジコンは感覚がつかめず、コースをよく知っているはずの「リッジレーサー」でも1周もできなかった。

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バーチャルボーイだ! 入っていたのはT&Eソフトの「レッドアラーム」というワイヤーフレームのシューティング。「スターフォックス」をワイヤーフレームにしたような感じ。パネルの解説によると、バーチャルボーイの中でも特に評判がよいタイトルだそうだ。

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「東方」は初めて遊んだ。今日展示されていたのは「東方夢時空」で、シューティングなんだけれど格闘ゲームのような、対CPUや2Pでの対戦型ゲームである(詳しい人には「ティンクルスタースプライツです」で通じる)。早くミスした方が負けるというルールで、条件が合うと相手に弾幕を送るなどができる。

PC-98用のシューティングというと、Bio_100%でもちょっとカクカクする印象があるがこれはフレームレートが高く、段幕が増えても処理落ちしない。段幕そのものもものすごく理不尽というレベルではなく、練習すればなんとかなりそう。ちゃんと遊べていい感じだった。

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パソコン用FPSの代表は「Half-Life」。パネルの解説では「ウルフェンシュタイン3D」から「DOOM」、「Quake」の系譜もちゃんと解説されていた。パソコンゲームは「ウルティマオンライン」も展示されていた。

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電車を運転できる「電車でGO!」系列はなるほど、ゲーム史に残るジャンルではある。しかし自分には当時も今もあまり興味がわかない。

この展覧会のようにゲームを自由に遊べる場所でも、せっかくだから全部遊んでみようとはなかなかならない。遊んでも自分にはしんどそうだと思うと挑戦する気も出てこない。気分よく遊べるという報酬を予測できることが大事なんだな。

あっ、でもダンスダンスレボリューションは「せっかくだから」で今日初めて遊んでみた。音ゲーは記憶力と再現力しか問われず、その場の機転で切り抜けるような爽快さはなかなかない。うまくプレイできるようになると気持ちよさそうではある。しかしうまく遊べるようになるまでがしんどくて、うまく遊べるようになったらなったで、その技術を確認するために遊ぶようなところがあるなと今回も感じた。楽器を練習するようなストイックさが求められる。

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ケイブの「怒首領蜂」は、ジャンルとして瀕死状態だったシューティングゲームを蘇らせた。キーになったのは弾幕と、自機の当たり判定の小ささである。ものすごい量の敵弾を案外スルッとくぐり抜けられるのは気持ちがよい。ただこれもこのあと、だんだん上級者向けに先鋭化していってしまう。

ところで会場の「怒首領蜂」は1P側のジョイスティックが4方向にしか動かないので2P側で遊ぶといいですよ。(係の人には申告済。だけど明日までだからわざわざ直すだろうか?)

アーケードの縦スクロールシューティングゲームはこれと「レイフォース」だけが展示されていた。レイフォースはボムがないぶん敵の攻撃がマイルドなのがよい。「背景で語る」と言われた演出もいい。演出で選ぶなら「ガンフロンティア」も置いてほしかったけど、そういうことを言い始めるときりがないので無理は言いません。

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シーマン」は今見てもインパクトが抜群。

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ネオジオ」や「NAOMI」などは業務用と家庭用の両立という文脈で展示されていた。まさにゲームセンターと家庭用ゲーム機の性能差がなくなってくる時代である。

パネルではDVDの話も解説されていた。DVDプレーヤーが登場から3年かかって達成した出荷台数(80万台ほど)を、プレイステーション2が発売から3日で上回ってしまった(90万台)という。PS2は既存のDVDプレーヤーよりも安くて、PS2を買った人は全員「マトリックス」のDVDを持っていた…とまではいかないがそのくらいの勢いだった。ゲーム機が新しいメディアの普及に貢献したという話で、iMacがUSBを普及させたという歴史を思い出したりして。

「あそぶ!ゲーム展」は今回のSTAGE3で終わりのようだ。2001年から2019年までのゲームにはどんなことがあっただろうか。

家庭用ゲーム機はニンテンドーDS(2004年発売)、PSP(2004年発売)、Xbox360(2005年発売)、PS3(2006年発売)、Wii(2006年発売)、ニンテンドー3DS(2011年発売)、PS4(2014年発売)、Nintendo Switch(2017年発売)など。パソコンのオンラインゲーム、iアプリ(2001年)からスマートフォンの携帯電話向けゲーム、VRなんかがトピックになりそう。アーケードゲームのトピックはなんだろう。大型筐体で「戦場の絆」とかかな。

最近はちょっといろいろ低調で、昔ほどゲームで遊ばなくなっている。iPhoneポケモンGOをちょこちょこ遊んでいるくらいで、ゲーム機を起動することはずいぶん少なくなった。PCゲームも、Steamでチェックしていたゲームをセールの時に買っても結局あまり遊ばなかったり。でも今日いろいろなゲームで遊んで、やっぱりゲームは楽しいねということを思い出した。

そんな「あそぶ!ゲーム展 STAGE3」は明日までです。