はてなハイクも終わっちゃう+避難先になりそうなサービス一覧

はてなダイアリーに続いて、はてなハイクも来年3月に終了するというアナウンスが出てしまった。

はてなダイアリーはてなブログという受け皿があるからまだいいが、はてなハイクはコミュニティだから別のサービスがあればいいというものではない。ユーザーは散り散りになり、この独特の文化は失われてしまうだろう。

はてなハイクの文化とは、たとえば以下のようなもの。

全体的にまったり、ゆるくてのんびり、ほのぼのした雰囲気
人が適度に少ない。Twitterが今のように一般化する前の空気が保存されている感じ。
はてなスターのやり取りが活発
スターをたくさん欲しい人はハイクへどうぞ。はてなスターは「いいね」だけでなく、共感や慰めなどの意味も込めることができる(よくない報告に「いいね!」や♥はつけづらいが、はてなスターは大丈夫)。1つの対象にスターをいくつでもつけられるのがまたよい。つけたスターを削除しづらいところも好き。お互いスターをつけ合うコミュニケーションがいい空気を作っていたのではなかろうか。
キーワードでのコミュニケーション
おはよう」「おやすみ」「ひとりごと」などが特ににぎわっている。「何かを受信」「ハイク終了後も後世に伝えたいキーワード」「はてなハイクでありがちなこと」のような大喜利的なキーワードは、日本語ハッシュタグを使えるようになった今のTwitterに似ている。「手袋は右手と左手どちらが多く落ちているのか」や「ロールちゃん」ははてなハイクの謎文化を象徴している。面白いキーワードは「ハイク終了後も後世に伝えたいキーワード - はてなハイク」に集まっている。
お絵描きが盛ん
(例:「らくがき」、「お絵かきしりとり」など)お絵描きモードは線の補正機能を当初から実装していたほか、半透明や油絵風など手軽にいい感じの絵にできるペンがある。また標準のパレットはR100G0B0みたいな原色ではなく、彩度がちょっと低めでこれもよい。それでいて機能は最低限で、手をかけていない絵でも気軽に投稿できるよう気が配られていたと感じる。その後はてなフォトライフはてなブログにもお絵描き機能が実装されたが、ハイクのお絵描きモードのよさは引き継がれておらず残念だ。お絵かきモードの画像→f:id:Imamura:20181120001327p:plain
女性が多い
2007年のサービスイン当初からで、当時のネットの男女比を考えると珍しい。
ちょくちょくオフ会が開かれる
(→はてなハイクのキーワードを「オフ」で検索)ユーザー間の交流の雰囲気がいいせいか、「ここに行きたい」「じゃあオフにしましょう」となることが多い。自分も出かけたり飲んだり、いろいろ参加させてもらいました。当日は集まったら円陣を組んでみんなの足を撮影するのがお約束(→足写真)。
ハイク婚が多い
最近はポケモン婚もあるそうだが、母数となるユーザーの少なさを考慮するとハイク婚の多さは驚異的ではなかろうか。そしてハイク仲間が結婚式や二次会に招待されることも多い。

そんなはてなハイクが終わってしまう。ユーザーがはてなへの心証を悪くするという意味では、ダイアリーの終了よりも影響が大きいかもしれない。

2019年3月27日(水)「はてなハイク」サービス終了のお知らせ - はてなハイク日記

ようするにはてなは、技術的負債を返す努力をせず、メンテできなくなったら単にサービスを潰しておしまいにする会社だってことだよなぁ。

2018/11/19 14:56

これには同意で、「【PDF】第18回定時株主総会招集ご通知」ではてなは、UGCサービスとしての「はてな」の魅力拡充を目指すとうたっている。しかしその目標とは裏腹に、はてなダイアリーはてなハイクを終了させ、はてなキーワードは当面編集停止にするなど、うまくいっている印象があまりない。もうちょっとがんばってもらいたい。

ほかのユーザーによる、はてなハイク終了に際してのエントリ

はてなハイク難民の行き先になりそうな、はてなハイク的サービス

はてなハイクの終了で発生する「難民」の一部は、Discordというサービスに作られたはてなハイクのサーバに集まってきている。

Discordの場所(サーバー)を作ってみました。
(あくまでも雰囲気を知っていただくための仮の場所ですが

どなたでも参加できますので
よろしかったら何か書き込んでみてください

https://discord.gg/E9HHbzg

ハイクからの転居先を考えるスレ - ばにー - はてなハイク

ミニブログ的なサービスはほかにもたくさんあり、「ハイクからの転居先を考えるスレ」でいろいろ紹介されている。

Discordのほかに有望そうなのは、Twitterの代替ソフトウェアとしてリリースされた「Mastodon」。しかし、「Pawoo」など既存のMastodonインスタンスに乗っからず「はてなハイクMastodon」を立てて管理するとなると、そこは誰か個人の負担になってしまう。一方Mastodonを使うメリットとして、あっきぃ(横浜県)(id:Akkiesoft)さんは「ほかのMastodonインスタンスとの連携が可能(デメリットにもなり得る)/閲覧レベルの設定が可能/クライアントアプリが充実/カスタム絵文字の利用」を挙げている。

もう一本、「Trickle」をid:ken_woodさんが紹介している。詳しくは「気兼ねなくアクティビティを書き留められるTrickleというサービスをリリースしました - maru source」を参照。人をフォローするのではなく、人が立てたトピックをフォローする。「この人の書き込みのうち、読書のトピックをサブスクライブ(フォロー)、ゲームのトピックはサブスクライブしない」という使い方ができる。ただしトピックの共有はできない。つまり、誰かがはてなハイクについてのトピックを作っても、「みんなの『はてなハイク』のトピックをサブスクライブ」という使い方はできない。またiOSAndroidのアプリのみで、パソコンからは利用できない。はてなハイクでもキーワードが立っている

そのほかに紹介されていたサービスをまとめた。

Timelog
JL6PQY☆電話級(id:JL6PQY)さんがご紹介。「はてなスターの代替機能があるが運営からは放置されている印象」とのこと。
pluspora
コダーカーナ(id:Kodakana)さんがご紹介。「Google+みたいにつかみにくくないし、Twitterみたいにかまびすしくない。/「アスペクト」による、投稿を見せる相手の制限。/ハッシュタグとタグのフォロー。/日本語化されている。」とのこと。
ShortNote(ショートノート)
「エッセイ投稿サービス」をうたう。ゑんがく(id:janosik)さんが「長文書く人には良いかも」とご紹介。
pixiv Sketch
はてなハイクのお絵かきモードだけを抽出したようなサービス。高機能なのでゆるい絵をかまわずに投稿するには不向きかもしれない。あへあへっど(id:aox)さんが「ハイク終了のお知らせ」で教えてくれた
日常 - 私のソーシャル日記
Android専用のアプリ。あさのひかり(id:kununurra844)さんがご紹介
ハイカー同窓会
日和(id:today_k2)さんが「ハイカーの移転先をまとめたページがあるといいのでは」というので作ってくれたはてなグループ
LifeCLIPS
さっこ@廃奥(id:plutan)さんがご紹介。「画像を貼り付けられないのが難点ですが、ユーザーが少ないので落ち着いた雰囲気です。公開範囲も選べるところが便利」とのこと。
Scrapbox
これもさっこ@廃奥(id:plutan)さんが「交流をそこまで重要視してないなら」とご紹介。「さっこ@廃奥さんのScrapbox」も参考に。
Harukin+!
id:weepさんが「Google+ 難民的」と紹介していたコミュニケーションサービス。「Hubzilla」を使用。
Misskey
マイクロブログのソフトウェア。id:weepさんが「Mastodonよりいいかも」とご紹介。開発者が運営しているMisskeyも参考に。
ドコノコ
糸井重里が企画・監修した、iOSAndroid用の「いぬねこ写真アプリ」。犬や猫の写真でつながるSNSid:soratobi_nekoさんがご紹介。「仲良しハイカーさんのネコちゃん、ワンコの様子も気になるので、登録してくれたら嬉しいなぁ。。。。」とのこと。
MeWe
コダーカーナ(id:Kodakana)さんがご紹介。「G+ からの移行で pluspora と並んで挙げられていた」「集団移住できれば悪くなさそうだけど、知り合いがいないとどうにもならない感じ」とのこと。
it-talks(いっとく)(2019年3月3日追加)
コダーカーナ(id:Kodakana)さんが自作しているサービス。「ハイク終了後はわたくしの活動拠点になる予定」とのこと。はてなIDTwitter IDでログインして利用。ユーザー間で共通の「話題」に対して本文を書き込む方式ははてなハイクと同じ。はてなスター的な「いかにも!」をつけることができたり、フォトライフ記法を使えたりする。詳しくは「it-talks(いっとく)/投稿の仕方」を参照。

(ほかに出てきたら追記します)